中尾明慶さん、本連載の集大成・スコア100切り本番テストに挑戦!【前編】
しかし、バンカーショットでしっかりとグリーンに乗せました。5メートルのパーパットを外したもののボギー。 相場 バンカー、得意ですね。 中尾 そんなことないけど、今日はイイかも!
5番は距離のあるパー4。調子が出てきた中尾さんは、またもドライバーでナイスショット。2打目はやや右に飛んだものの、残り100ヤードからの3打目をグリーンに乗せます。4メートルのパーパットが残りました。 中尾 ここでパーを取ったら大きいね。 相場 下りのフックライン。気合いと根性で決めましょう!
思い切って打った中尾さんでしたが、惜しくもボールはカップを1メートルオーバー。しかし、返しのボギーパットはきっちりと沈めました。 相場 返しのボギーパット、ナイス気合いです! 中尾 もう腹を決めて打ったよ! “気合いと根性”の感覚がわかってきたかも。
6番は右ドッグレッグの短いパー4。中尾さんの1打目はややテンプラ気味で飛距離をロスしたものの、2打目はグリーン手前まで運びました。
そして、以前よりも磨きがかかったアプローチで、ピンまで2メートルの位置につけました。またパーのチャンスが来ましたが……。 中尾 うわー、ビビってショートしちゃった(苦笑)。 相場 ラインには乗ってましたよ。まだ気合いと根性が足りませんね(笑)。 6番の結果はボギー。6ホールを終えた時点のスコアは32(+8)。十分に100を切れる順調なペースです。しかし、7番パー5でまさかの落とし穴が……!
1打目は少し右サイドに飛ぶもセーフ。しかし、2打目を池に入れると、打ち直しの4打目も池へ……。結局、このホールは「9(+4)」。中尾さんが一番苦手な池が大叩きにつながってしまいました。
中尾 やっぱり池だよ(苦笑)。 相場 2回目に池に入れた時は、スイングリズムがすごく早くなっていました。 中尾 そう!? 相場 みんな、そうなりやすい。私もミスした時は慌ててしまいます。だから、ゆっくり振ることが大事ですよ。ミスした直後ほど“ゆっくり”です。