今季最強寒波 大雪エリアと今回のポイントは? 3連休は首都圏でも雪の恐れ
■今回の寒波は長く居座る 交通への影響大
今季最強の寒波が週末にかけて襲来する予想です。今回は強さも、期間の長さも今シーズン一番で、影響が広範囲で長引く恐れがあります。ポイントをまとめました。 【動画】豪雪災害に苦しむ青森 “今季最強寒波”襲来も 連日の除雪で住民「もう疲れました」 【今回の寒波の特徴】 ・四国など普段雪の少ない西日本太平洋側で積雪 ・能登地方では地震後一番の大雪の恐れ ・東海の岐阜でも警報級の大雪に、濃尾平野も雪 ・北陸、北日本日本海側は猛吹雪やホワイトアウトに 寒波の期間、JPCZと呼ばれる発達した帯状の雪雲は、日本海側で南北に移動する予想です。東北、北陸、近畿北部、山陰にかけて大気の状態が不安定で、落雷や突風となったり、短時間で積雪が急増したりする恐れがあります。車の立ち往生や空の便など交通が乱れる恐れがあるため、移動の前によく交通情報を確認するのがおすすめです。
■新潟の山沿いなどで積雪1m以上急増か
ピークはあす9(木)~10(金)にかけてで、新潟や山形の山沿いでは積雪が1m以上増えるところもある予想です。すでに北陸や北日本では平年を大きく上回る積雪となっているため、雪崩や屋根からの落雪、路面凍結には注意が必要です。
■災害発生に警戒 顕著な大雪に関する情報
重大な災害が発生する可能性が高まり、一層の警戒が必要となる短時間の大雪が見込まれる場合は、気象庁は「顕著な大雪に関する府県気象情報」を発表しています。地域によって基準は異なりますが、3時間で20~25cm、6時間で30~40cmの降雪を観測し、その後も大雪が続くと予想される場合に出される情報です。対象地域は、新潟、富山、石川、福井、福島、山形、滋賀、京都、兵庫、広島、岡山、鳥取、島根と日本海側が中心で、去年12月に新たに岐阜も運用が開始されました。今シーズンはまだこの情報がどこにも出ていませんが、この情報が出たら、不要不急の外出を控え、その地域にも向かわないことが重要です。
■3連休は首都圏でも雪の可能性
また12(日)は南岸低気圧の影響で、関東南部でも雪の可能性が出てきています。今のところは低気圧が近づくとともに暖気が流れ込み、都市部は降り始めが一時的に雪になっても雨が主体とみていますが、まだ予報にはブレ幅がある状況です。3連休で成人式が控えている方も多いと思いますので、最新の情報にお気を付けください。
テレビ朝日