菅井友香&草川拓弥、初共演でも息ぴったり 撮影中のハプニングにも前向き「仲良くならないとなかなか起きない現象」<ビジネス婚>
菅井友香と草川拓弥がW主演を務めるドラマフィル「ビジネス婚―好きになったら離婚します―」(毎週木曜夜1:29-1:59ほか、MBSほか)が現在放送中。同作は、連載開始からわずか8カ月で1800万PVを突破するなど話題の同名電子コミックを原作にしたラブストーリー。「お互い恋愛感情を持たないこと」を条件に、高級マンションの広告塔として完璧なカップルを演じる男女の幸せで危険な“マリッジラブストーリー”を描く。 【写真】菅井友香に壁ドンしつつ至近距離で見つめる草川拓弥 このたび、WEBザテレビジョンでは、恋愛に自信が持てないバリキャリ女子・佐山雅役の菅井と、恋愛感情抜きの結婚がしたいハイスペック社長・堂ノ瀬司役の草川にインタビューを実施。原作を読んだ感想や互いの印象、理想の家についてなどを聞いた。 ■「お仕事も恋愛もどちらも頑張る姿に共感していただけたら」 ――改めて、原作を読んだ印象と魅力に感じた部分をお聞かせください。 草川:まず、タイトルを初めて見たときに驚きました。こういった結婚スタイルが現実世界にあるのかどうかは分かりませんが、今はいろいろな形があるので、このような題材にすごく興味が湧きましたし、読み進めてみると、そういう関係の2人だからこその悩みや葛藤が繊細に描かれているなと思いました。 菅井:絵が美しくてそこにまず引き込まれました。ふわふわとお花が舞っていたり、色使いもすごくきれいなのでその世界観に圧倒されましたし、コミカルな部分や、小さな文字でさりげなく書いてある心情などが面白くて、ストーリーにも引き込まれました。 草川:脚本でも、セリフや言葉選びがすごくすてきなんです。 菅井:そうですね。脚本を読んで原作をすごく大事にされていることを感じたので、自分も丁寧に取り組みたいと思いました。「ビジネス婚」というだけあって、お仕事のシーンもたくさんあるので、お仕事も恋愛もどちらも頑張る姿に共感していただけたらうれしいです。 ――それぞれが演じる役への解釈と役づくりについて教えてください。 草川:僕なりの解釈ですが、司は、最初はミステリアスとまではいかないですが、どこか堅くて人間味がないと感じていました。ですが、雅と出会うことにより人間味が出てきます。 その心情の変化は僕が演じていて一番楽しかったところでもあったし、何かに対しての執着や嫉妬、親に対しての負けたくないという気持ちなどが話を重ねていくごとに表に出てきて、人間らしくなっていくところがすごくいいなと思いました。 菅井:第1話でも出てくるのですが、雅はそれまで、お付き合いしていた方にも“相手が望んでいるだろうから”と合わせてしまうような考え方があって。それが雅の優しさでもあるのですが、司さんに出会って、もっと自分の“好き”という気持ちを大事にしていいのだと気付かせてもらうので、その気付きや心情の変化を大切にしたいなと思って演じました。 また、雅はお仕事が大好きなので、“ビジネス”というワードを聞くと顔色が変わるぐらい、スイッチがパッと切り替わります。そのことは監督からもお話をいただいていたので、普段の雅と仕事モードの雅との緩急をしっかりと出せたらと思いながら臨みました。 ――お互いの役の魅力に感じている部分をお聞かせください。 菅井:司さんは、一見冷たい感じがするのですが、知れば知るほどすごくかわいらしいんです。うっかり笑ってしまったときにそれを隠そうとしたり。そのギャップが魅力だと思います。 草川:「司さんも笑うんだね」みたいなセリフもあるもんね。 菅井:そうですね。意外な一面が多いというか、ギャップが多いです。 草川:雅は、人に対して素直で真っすぐで、とにかく自分は二の次で一番に相手のことを思って行動する人なので、そこがすごくすてきなところです。それがあるからこそ、司も惹かれる部分があったのだと思うし、まず人としてすごくしっかりしているというところが魅力だなと思います。 ■菅井友香、草川拓弥の素顔を暴露「撮影のちょっとした合間に…」 ――初共演となりますが、お互いの印象はいかがでしたか? 草川:グループ活動をされていたことはもちろん知っていて、僕も今グループ活動をしているので、境遇が近しいなと思う部分がありました。実際にお会いしてみて、現場での姿勢や気さくに話しかけてくれるところなど、知れば知るほどすてきだなと感じました。 菅井:撮影のちょっとした合間にステップを踏んでいらして、そういう姿を見ていると懐かしくなって、久しぶりに自分も踊りたくなってしまいました。あとは、たくさん鼻歌を歌っていらっしゃって、「何の曲ですか?」と聞いたら、「うち(超特急)の曲だよ」みたいなこともありました。 草川:うちの曲なんて歌ってたっけ(笑)? 菅井:そうおっしゃっていました(笑)。グループのことがすごく好きでいらっしゃるのだろうなと感じました。 草川:恥ず…。いや、全然そんなことないです(笑)。 ――実際に撮影が始まってからの相性やコンビネーションはいかがでしたか? 草川:よかったと思います。本番中に思わず笑ってしまうことが何回かあったんですよ。それってお互いが仲良くならないとなかなか起きない現象だと思うので、いい関係性を築けていたのではないかなと僕は思います。 菅井:司と雅が出会ってどんどん関係性も深まっていくように、実際にずっと一緒に撮影させていただいて、よりその関係性がリアルに感じられる部分もありました。 初日はすごく緊張していたのですが、一緒にお弁当を食べさせていただいたときに、人見知りなことや性格のこと、この作品を良くしていきたいという思いなど、いろいろなことを草川さんからお話ししてくださって。 それがすごく自分の中で大きかったというか、さらけ出していただけたからこそ自分もいろいろとお話しすることができて、信じることができたので、すごくありがたかったです。 ■現場は和気あいあい「昔から一緒にいるような空気感」 ――井上想良さん、岡本夏美さんを含めた撮影現場の様子はいかがでしたか? 草川:仲良くなったよね。 菅井:はい。井上さんも岡本さんも現場を明るくしてくださる方だったので、4人集まるとすごくにぎやかで。同世代なこともあってみんなで和気あいあいと撮影していました。特に雅以外は幼なじみの設定なのですが、本当に昔から一緒にいるような空気感があって、それがすごくすてきだなと思いながら過ごさせていただきました。 ――劇中では、「ピエレット」という高級マンションで共同生活をすることになりますが、撮影セットはいかがでしたか? 草川:いわゆる豪邸みたいな感じのお家でした。床も大理石だし、いろいろなシャンデリアが吊るされてあって、液晶になっているのか暖炉みたいなものもあって。大き目なソファーがボーンとあって、すごかったです。 菅井:階段が螺旋みたいに少しくるんとしていてちょっとした踊り場があったり、上にシャンデリアがあって吹き抜けになっていたり。天井が高く、広く感じて、そこがすごく好きでした。 ――今作のテーマでもある“恋愛感情が芽生えたら離婚が条件”という制限下で暮らす2人にちなみ、お二人が「例え制限されたとしてもこれだけはやめられないこと」はありますか? 菅井:私は食欲ですね。 草川:え!そんなに食欲あるの? 菅井:ありますよー! 草川:確かにお腹はよく鳴っていたけど(笑)。お互いにね。僕もだし、スタッフさんたちも。本番中になるんですよね、ああいうのって。 菅井:いろいろなところで鳴っていましたよね(笑)。私は食べるのが好きで、好き嫌いも全くないんです。なので、お昼の時間が現場の楽しみでもありました。朝早くから撮影が始まるので、だんだん空腹に耐えられなくなっていくんです。それで1回ピークを通り越してからお昼を迎えると勢いよくいただいてしまうんです。そしたらもう血糖値が上がって眠くなっちゃう…(笑)。 草川:マジで眠くなるんだよね(笑)。すぐ分かるんだよ。もうね、目がとろーんとしてるからみんな分かっていたと思うよ(笑)。 菅井:バレないように頑張っていたんですけど…。 草川:いやいや、分かる!あ、眠いんだなって(笑)。 菅井:見抜かれていましたね(笑)。 草川:僕は服ですかね。服が大好きなので、仮にもし制限されてしまったとしても無理です。さすがに何年も着なくなったものは手放しますが、長く大事に着るタイプです。 菅井:いつもおしゃれだなと思っていました! ――お二人の理想の家はどのような家ですか? 草川:僕は、タワマンとかそういう高級住宅に住みたくない人なんです(笑)。和室とか畳が好きで。家の内装にこだわるのが好きなので、今の家も、ベタですが色のトーンを合わせてウッド系で統一しています。その中に、物によってはカラフルなものを置いたりして。 菅井:私は、気がいいところがいいです。 草川:あぁ~、大事大事。 菅井:家を選ぶとき、内見に行ったりするとフィーリングですぐに「ここだ」と分かります。今のところも瞬時に決めました。あとは、日当たりが大事です。 ――最後に、見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。 草川:やっぱり、キュンキュンするところが見どころだと思います。また、新しい形ではありますが、その中でもいろいろな悩みや考え事がお互いにあって、その人間ドラマの部分が意外と深かったりするので、そこを楽しみに見てほしいです。あとは、すごくすてきなセリフがたくさんあるので、そこ注目してほしいなと思います。 菅井:登場人物一人一人がすごく魅力的でいい方たちなので、それぞれのキャラクターに感情移入して、共感して、いろいろなことを感じていただけたらうれしいです。皆さんの日々の心の栄養になるような作品になったらいいなと思っています。 ■スタイリスト=杉本学子(WHITNEY)(菅井)、SACHICO(草川)/ヘア&メーク=犬木愛(agee)(菅井)、カスヤユウスケ(草川)/衣装協力=Losguapos For Stylist(草川)