【速報】社員に月140時間の時間外労働疑い 京都市の映画撮影所でかつらのセット担う会社を書類送検
京都上労働基準監督署は5日、従業員4人に月94~140時間の時間外労働を違法にさせていたとして、労働基準法違反の疑いで、京都市右京区太秦の映画撮影所でかつらのセットや化粧を担う会社(右京区)と男性社長(59)を書類送検した。 書類送検容疑は、昨年4月の1カ月間、いずれも正社員で40~50代の男女4人に対し、労使間で結ぶ「三六協定」で定めた月80時間を超え、月94~140時間の時間外労働をさせた疑い。 同署によると、同社は映画やドラマの制作会社から発注を受け、撮影所で俳優のかつらのセットや結髪、化粧を担当している。社長は京都新聞社の取材に対し、「法律違反には間違いないので受け止めて対応したい。ただ、映像産業全体が長時間労働の状況を変えないと、1社だけでは改善が難しい」とコメントした。