【Mリーグ】1年半ぶりの役満!二階堂瑠美選手の四暗刻 控室で「ツモられる!」
【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】 12月5日 第2試合 東2局0本場=渡辺太(ド)、二階堂瑠美(風)、茅森早香(フ)、堀慎吾(サ) KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。昨シーズンは一度も出なかった役満ですが、瑠美選手がついに成就しました。レギュラーシーズンの役満は2023年3月2日の高宮まり選手の四暗刻、ポストシーズンも入れると同じ年の5月16日の滝沢和典選手の四暗刻以来となるので、Mリーグでは約1年半ぶりとなります。 東発で満貫をアガって迎えた親番の瑠美選手は第1ツモで5索を持ってきてアンコとなり、2索、7筒がトイツです。1筒、6索もすぐにトイツとなり、3巡目で早くもツモリ四暗刻の二向聴。とはいえ、七対子の一向聴、ツモリ三暗刻なども見えることから、リーチを目指して真っすぐ進めていきました。 8巡目にはトイツの中で最も苦しいと思われていたドラ表示牌の7筒を引いて四暗刻の一向聴となり、その2巡後に6索を持ってきて1筒、2索のシャンポンで四暗刻をテンパイしてリーチ。当たり牌は山に3枚も残っており、1筒をツモって1万6000点オールの大きなアガリとなりました。圧倒的なリードを保ったまま逃げ切りました。 私は控室でチームメートと見ていたのですが、7筒を持ってきた時にかなりヤバイなと危機感を抱き、テンパイをした時には絶対にツモるなと思ってしまいました。それが1発目に太選手がチーしてツモ順がズレたので、「これで四暗刻をアガられずに済む」とホッとしたのです。ところが太選手が瑠美選手が捨てた發をポンしたので、ツモ順が戻ってしまいました。控室で「ヤバイ、これはツモられてしまう」と言ったところ案の定、ツモられてしまいました。オカルトの話ですが、予言は的中しました。チームにとっては堀選手が1万6000点をかぶって、激痛でしたけど…。 瑠美選手は今季3連敗スタートと厳しい出だしで、直近もあと一歩でトップを取れそうな惜しい2着3着で粘っていました。それがついに役満を出して今季初トップをチームに持ち帰りました。
岡田紗佳