都市対抗覇者の三菱重工Eastが初戦突破 オリックス4位指名の山中稜真は3打数無安打
◇第49回社会人野球日本選手権1回戦 三菱重工East1―0日本製鉄東海REX(2024年11月3日 京セラD) 今夏の都市対抗覇者で、6大会連続11度目出場の三菱重工Eastが初戦を突破した。オリックスからドラフト4位指名を受けた山中稜真は「3番・一塁」で先発し、3打数無安打1四球だった。 「なかなか修正しきれなかった。ズルズル行ったつもりはなかったんですけど、相手の打ち取りたい打ち取られ方をされた」 初回2死から四球で出塁。4番・小柳卓也の5球目に二盗を試みたが失敗に終わった。3回は左飛、6回は二ゴロ、9回は空振り三振で、日本製鉄東海REXの左腕・吉川大翔の前に封じられ、一番の持ち味である打力を披露できなかった。 大会前の10月24日、ドラフト会議でオリックスから指名を受けた。くしくも来年から本拠地球場となる京セラドームでの試合。プレッシャーは想像以上だったようだ。 「何かの縁かなとは思っていたんですけど、意識しすぎた部分があったのかな」 山中だけでなく、4番・小柳、元オリックスの5番・武田健吾のクリーンアップがそろって無安打に終わったが、「1番・遊撃」の主将・矢野幸耶が放った適時打で1―0の辛勝を収めた。 「次こそはクリーンナップで勝てる試合をつくっていきたい。なんとか自分らしいプレーを見せられたら」 ドラフト指名選手らしい活躍を見せるチャンスはまだまだある。