【専門家・体験談】集中しすぎて時間を忘れる“過集中”とは? 心身の健康を保つために必要な習慣
【時間を意識しながら行動する習慣をつける】 声かけやタイマー、アラームなどで、残り時間を知らせるようにしてみましょう。 いきなり「もうおしまい」ではなく、ときどき知らせる、終了5分前に一度知らせるなど、お子さまが「急に中断させられた」と感じにくいやり方がベターです。 神奈川県 中1保護者 きゅり 別のことに集中しているときは、指示などが頭に入りにくいので「◯分経ったらアラームが鳴るから、そうしたら話を聞いてね」と声をかけています。 前もって「×時に△をやるからタイマーかけておくね」と伝えておくと、スムーズに行動できます。 山口県 小1保護者 みらい 集中しているときに指示を出しても聞こえておらず、何度も同じことを言う羽目になります。 お互いストレスなので、紙に「あと○分で終わりだよ」などと書いて伝えるようにしました。書くと注目してくれるため、次の行動へと移りやすくなりました。
【いったんやめさせたいときも無理に遮らない】 集中しているお子さまに対して、今すぐ他のことをしてほしいと思うときもありますよね。 そんなときは、現在の状況を受け止めつつ声かけをすることで、お子さまが自分の判断でやめる練習になります。 「ちょっと集中しすぎているようだけど、大丈夫?」 「あなたがやっていることがとても大切なことだけど、キリが良いところで止める?」 長野県 小2保護者 さわやか 絵や踊りが好きで、始めたら止めてもやめられず、自分が納得いくまでやります。 なので、タイマーのアラームが鳴るまでは一切声をかけず、やらせることを約束しました。 タイマーが鳴ったら「やめられそう?」と聞くと、パニックになりにくいです。
切り替えが難しいときは時間の猶予を与える
気持ちを切り替え、ぱっと次の行動に移ることが難しいときは、「〇時まで待つから、それまでがんばってね」「〇時までに始めようね」などと、少し時間の猶予を与えましょう。 そして、次にやるべきことの終了時刻を伝えます。 「早く取りかからないと終わらないかも」という意識が持てるようになると理想的です。 千葉県 小1保護者 み 好きなことをしているときに止められるのが嫌な性格のため、「あと5分で終わりにしようね」と声をかけるようにしています。