ポルシェが本気でつくった全天候型スポーツカー 第14位、ポルシェ911ダカール 自動車評論家44人が選んだ「2024年 身銭買いしたいクルマのランキング!」
実は都会でも一番乗りやすい911がこれ!
雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。「いい・悪い」ではなく、「身銭を切ってでも欲しいかどうか」、「そのクルマにどれだけ大きな愛情を注げるか」に加えて、今年はオリンピックイヤーにちなんで「時代のトップランナー」も選考テーマとした。44名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員、そして今年もEPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員が加わって、2024年の今だからこそ買いたいと考える20台にポイントをつけて投票し、新車で買える注目の100台を選んだ。まずは2024年版のホット100に選ばれた上位20台をカウントダウン形式で発表する。14位にランクインしたのはこのスポーツカーだ! 【写真20枚】ポルシェ911ダカールのオプション仕様、全部見せます 詳細画像はコチラ ◆第14位! ポルシェ911ダカール 142pt ダカールの魅力はやはりオフロード走行を可能にした911だということにある。 吉田由美さんは「スーパースポーツカーの世界ではオフロードも走れるスポーツカーがトレンドのようです」とダカール開発のきっかけを示唆。 塩見智さんは「ポルシェの悪ノリにより素晴らしい全天候型スポーツカーが完成した」とし、ダカールの作り込みを評価。 清水和夫さんはクルマの作り込みについて「ただ車高が高いだけでなく、足回りからタイヤまで、ダカール専用に設計したことはえらい」とし、その結果「左脳でも右脳でも、ダカールのオーラにやられっぱなし」と絶賛。ダカールのクルマとしての完成度を魅力に挙げている。 乗り味の部分に関しても、荒井寿彦さんの「アイポイントが高いこともあってとても扱いやすい」、村上政編集長の「オフロードをこなせるダカールは、実は都会でも一番乗りやすい911なのかもしれないと試乗して思った」と乗りやすさに関するコメントも多くみられる。筆者も自由自在に操れる操縦性に驚かされた。 また、大井貴之さんは「4ドアモデルを全く考えていなかった時代の911のカタチだ」とコメントし、九島辰也さんは「これまで993、996、997型に乗ってきたが、こんな911を待っていた気がする」とダカールを911の進化の一つの方向性ととらえている。 結局「953をオマージュしたモデルだが、本気で遊んでいる所がニクイ」という山本シンヤさんのコメントがダカールを端的に表しているのではないかと思う。 ポルシェ911ダカール 全長×全幅×全高=4530×1864×1338mm。ホイールベース=2450mm。車両重量=1605kg。 3リッター水平対向6気筒ターボは最高出力480ps/6500rpm、最大トルク570Nm/2300~5000rpmを発生、8段PDKを介して4輪を駆動する。車両価格=3099万円。 文=斎藤 聡 ◆ポルシェ911ダカールには9人が投票した! 142pt/斎藤20pt+九島19pt+塩見19pt+清水(和)19pt+荒井17pt+山本15pt+村上14pt+吉田12pt+大井7pt ◆911ダカールに投票した上位5名のジャーナリストの「マイホット20」はENGINEWEBでチェック! (ENGINE2024年9・10月号)
ENGINE編集部
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