冬の味覚到来 富山県の新湊でズワイガニ初競り
冬の味覚ズワイガニの今季の初競りが8日、富山県射水市八幡町の新湊漁港で行われた。競り場に初物がずらりと並び、浜が活気づいた。 新湊漁協所属の底引き網漁船4隻が沖合2~5キロの水深約300メートルで操業した。水揚げは雄が昨年より2割少ない490匹、雌が4割少ない900匹。浜値は2割高となった。 漁師からは能登半島地震の海底地滑りの影響で漁場が荒れているとの声が聞かれた。漁は富山湾以西の日本海で6日に解禁されたが、悪天候が続いたため、新湊の船は8日に初めて出漁。年末に最盛期を迎える。県内の漁期は雄が来年3月20日、雌が同1月20日まで。