青森と信州は第3節以来の対戦［写真］＝B.LEAGUE

「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1はバイウィークに突入してリーグ戦が一時中断となるが、B2は激しい争いが続く。試合消化数がレギュラーシーズン全体のちょうど4分の1に到達する第8節をターニングポイントにしたいクラブも多いだろう。 　東地区5位につける青森ワッツは、ホームに同3位の信州ブレイブウォリアーズを迎えて勝負の2連戦。ベルテックス静岡と対戦した前節は、開幕節以来の連勝が期待されていたが、開幕から全試合2ケタ得点を挙げていたマックス・ヒサタケが6得点にとどまるなど、要所を封じられて黒星。ここ3節続けて1勝1敗が続いている。次節は同首位のアルティーリ千葉戦も控えているだけに、一気に浮上のきっかけをつかみたいところだ。 　対する信州は、前節に昨シーズンまでB1で戦っていた富山グラウジーズとB2で初めて対戦し、GAME1は主導権を握りながら2点差で惜敗したが、GAME2は8点差で勝利。接戦で逆転負けを喫したのは痛かったものの、主力選手の一人であるウェイン・マーシャルが欠場したGAME2を制したのは大きい。 　信州はリーグ1位のリバウンド数を誇るが、ここまでのリーグ戦13試合中11試合でスターター起用されている渡邉飛勇が日本代表合宿に招集され、マーシャルが今節も欠場する場合はインサイドが手薄になる。 　青森は、第4節で信州に2連敗を喫した際もチームリバウンド数では上回っており、今回もペイントエリアで優位に立ちたい。開幕当初に比べてリバウンド数が減っているラシャード・ケリーがハッスルできるかも鍵を握りそうだ。 　4勝9敗の東地区6位と、なかなか波に乗れない山形ワイヴァンズは、福井ブローウィンズと相対した前節も最終盤に競り負け3連敗。山形と今節対戦する熊本ヴォルターズも6連敗中と、浮上のきっかけを模索するチーム同士が激突する。西地区6位の熊本は、得点源のタイラー・ラムが負傷離脱する苦境にも直面したが、福島ファイヤーボンズとの短期契約が満了となったばかりのグレゴリー・エチェニケを緊急補強。今節はインサイドを起点に力強く戦いたい。 　前節に山形との激戦を2連勝で飾った福井は東地区2位に浮上。4ゲーム差で同首位を走るアルティーリ千葉との初対戦を迎える。A千葉は得点力が際立つ一方で、前節もターンオーバーは2戦合計33本と相変わらず多く、福井はディフェンスでプレッシャーをかけたい。未だ土つかずのA千葉に対し、福井もB3で戦っていた昨シーズンから“ホーム無敗”を継続中。心強い応援を背に、アグレッシブなプレーでA千葉が焦る展開に持ち込みたい。 　福島と星を分けて借金1のままとなっているバンビシャス奈良は、今節こそ連勝して白星先行に転じたいところ。その相手である鹿児島レブナイズとはゲーム差2となっており、仮に今節連勝すれば順位で上回ることになる。第4節の対戦では鹿児島の日本人選手に計45得点を許しており、特に直近2試合連続で14得点を挙げている飴谷由毅をいかに抑えるかが生命線となりそうだ。 文＝吉川哲彦 ■B2第8節試合日程 ・青森ワッツvs信州ブレイブウォリアーズ（＠カクヒログループスーパーアリーナ） GAME1：11月16日（土）15時5分～ GAME2：11月17日（日）15時5分～ ・バンビシャス奈良vs鹿児島レブナイズ（＠ロートアリーナ奈良） GAME1：11月16日（土）15時5分～ GAME2：11月17日（日）17時5分～ ・山形ワイヴァンズvs熊本ヴォルターズ（＠山形市総合スポーツセンター） GAME1：11月16日（土）16時～ GAME2：11月17日（日）13時～ ・ベルテックス静岡vsライジングゼファー福岡（＠静岡市中央体育館） GAME1：11月16日（土）16時～ GAME2：11月17日（日）15時～ ・神戸ストークスvs愛媛オレンジバイキングス（＠神戸市立中央体育館） GAME1：11月16日（土）16時5分～ GAME2：11月17日（日）14時5分～ ・福井ブローウィンズvsアルティーリ千葉（＠越前市アイシンスポーツアリーナ） GAME1：11月16日（土）17時～ GAME2：11月17日（日）14時～ ・富山グラウジーズvs福島ファイヤーボンズ（＠ありそドーム） GAME1：11月18日（月）19時5分～ GAME2：11月19日（火）19時5分～