「小4息子が作った貼り紙」で行方不明のインコが見つかった!「誰かが保護してくれてるよね」号泣する息子にSNS「よかったね」
迷子のインコを探すため貼り紙を作った息子 飼い主「精一杯きれいな字で書いた」
「ピッピがいなくなってしまった翌日、息子は『学校に行きたくない。探したい』と言っていましたが、『学校に行けば誰かが見たとか、保護したとかの情報が入るかもしれない』と思い直して、登校してくれました。学校では、お友だちや学童保育の先生などにお願いし、実際に探しに行ってくれたそうです。また学童保育で息子は手書きの貼り紙を作っており、私がそこに写真を付けて、家のプリンターで印刷・ラミネート加工して家の敷地を囲む塀の7カ所に貼り付けて。他にペットショップにも貼ってもらいました」 貼り紙には、逃げ出してしまった日時や名前、月齢、連絡先などを記載し、ピッピちゃんの写真を貼り付けたとのこと。出来栄えは「日頃は字が汚い息子ですが、精一杯きれいな字を書いています」と飼い主さん。とにかくやれる限りのことをやり尽くし、そして飼い主さんたちは毎日朝晩探し続けました。とはいえ、雨も降ったり、少しずつ朝方が冷え込んでくるなどピッピちゃんが無事に生きているのか、飼い主さんは不安な思いを抱いていたとか。一方、息子さんは「誰かが保護してくれてるよね」と言い続けていたそうです。 そして、息子さんの強い思いが届いたのか…ピッピちゃんがいなくなってから1週間ほど経った25日、奇跡が起きました。突然自宅の電話が鳴っておばあちゃんが出たところ、ピッピちゃんが保護されていることが判明。息子さんは横で聞きながら再び号泣。飼い主さんに電話をし、保護主さんのところに二人でピッピちゃんをお迎えに行きました。 ピッピちゃんを保護していたのは、近くの病院のスタッフさん。息子さんが作った貼り紙を写真で撮っていた病院の同僚スタッフさんが、飼い主さんの自宅の電話番号を保護主のスタッフさんに伝え、飼い主さんのところに連絡が入ったのです。 当時ピッピちゃんは、31グラムだった体重が25グラムまで痩せて、尾羽が長くなり色も少しあせてしまい目が鋭くなっていました。帰宅後は2日間で29グラムまで回復、おしゃべりもするようになったそうです。さらにお迎えに行った日のうちにペットショップに見つかったことを連絡して、グループLINEにも報告。貼り紙にも「見つかりました」と記載し、戻ってきたことをお知らせしました。 もう見つからないかもと少し諦めかけていたという飼い主さんは「あらためて息子の貼り紙のおかげでいろいろなご縁がつながり、ピッピが見つかりました。私は諦めていながらも息子の熱意に押されて一緒に探し回っていましたが、奇跡だと思っています。最後まで諦めないことが大切だと息子に教えてもらいました」と話してくれました。 ◇ ◇