ホッピービバレッジ、リターナブル瓶の価値伝える ペットボトルとの使い分けを提案
ホッピービバレッジは、看板商品「ホッピー」をはじめとするガラス瓶の環境面でのメリットを再提示し、地球環境にやさしい容器としてガラスびんの復権に挑む。 11月22日、ドリンクジャパンで講演を行った石渡美奈社長は「ガラス瓶はとても環境にやさしい設計。ケースバイケースで容器を選ぶ時代になってほしい」と呼びかける。 同社の看板商品「ホッピー」でも使用されているガラス瓶は、優れた環境性能が挙げられる。
石渡社長は外部データを引き、「ガラス瓶は地球由来の原料からつくられ、循環システムもできており、3R(リユース・リデュース・リサイクル)を達成できる容器」と説明する。 さらに、料飲店などで繰り返し使われるリターナブル瓶は高い回収率も特徴となっている。2014年4月から24年3月までの間、「ホッピー」で使用されているリターナブル瓶の回収率は97.6%から99.4%の間を推移していたという。 石渡社長は「業務用の酒屋さま2社にお聞きしたら、どちらも『ホッピー』のリターナブル瓶は100%戻ってきているとのことだった」と胸を撫で下ろした。 同社は今後、コロナ禍を機にガラス瓶の使用が激減していることを受け、ガラス瓶の普及やペットボトルなど他の容器との使い分けを呼びかけていく。 「私は今、全国清涼飲料連合会の企画委員会で、『ボトルtoボトル』をはじめとする各社の取り組みを勉強させていただいている。他の素材がだめでガラスがいいというわけではなく、正しい知識で場面に合わせて容器を選ぶことが、サステナブルな社会につながると考えている」と語る。