J1昇格初年度で3位の町田 藤田晋社長「大健闘」ACLに初参戦する来季へ「今いる選手を中心に」
◆明治安田J1リーグ▽第38節 鹿島3―1町田(8日・カシマ) J1初昇格初優勝を目指した町田は、最終節で鹿島に1―3と敗れて3位に終わった。しかし初昇格クラブとしては、2012年鳥栖の5位を上回る過去最高順位を達成。藤田晋代表取締役社長兼CEO(51)は「正直、ここまで健闘するとは思っていなかった。半分より上であればくらいで見ていたら、途中首位に立ったので少し欲が出ましたけど、結果から言うと大健闘かなと思っています」と話した。 今夏にはMF相馬やDF中山を獲得するなど大型補強でも話題を集めた。「J1の常勝軍団というか、いつも上位を争うクラブになるには何年もかかると思っていたんですけど、それを1年でやってしまおうという気持ちで強化した。我々に追い風が吹いて、注目も浴びていましたし、選手からも期待されている状況で、経営者として勝負した」と振り返った。 一方で優勝を逃した悔しさについては「それはちょっと欲張りすぎ」とほほえんだ。ACLにも初挑戦する来季に向け、ここ2年のように大きくチームを入れ替えるような補強は行わない意向を示したが「今いる選手を中心に強豪クラブを作り上げていきたいと考えています。現時点でも選手は質、量ともにそろってきていると思うんですけど、さらなる補強は必要であると思っています」と続けた。
報知新聞社