白山の工場にクマ 従業員と鉢合う
22日午前4時半ごろ、白山市矢頃島(やごろじま)町の金属加工業「BKT」の工場にクマが侵入した。工場では当時、従業員5人が作業していたが、けが人はいなかった。 クマが走り抜ける動画を見る 工場のカメラには、中に入ってきたクマが従業員と鉢合わせ、その後、場内を走り抜ける様子が映っていた。 BKTや市によると、クマは子グマとみられ、従業員と鉢合わせした場所は、工場とつながる備品庫の出入り口付近。クマは工場側の出入り口から逃げていった。同社の六郷透製造部長は「工場ができて5年ほどになるが、こんなことは初めて。けが人がいなくて良かった」と話した。 現場は加賀産業開発道路沿いの山島工業団地にあり、周りは水田や住宅地に囲まれている。クマは工場を出てからの行方が分からず、市と地元消防団などが警戒と調査に当たったが、痕跡などは見つかっていない。