アオサ収穫始まる 福島県相馬市の松川浦名産 今季は生育遅れ 年明け2月ごろ作業本格化
福島県相馬市の松川浦で25日、名産のアオサ(ヒトエグサ)の収穫が始まった。今季は生育が遅れており、初日は約200キロの収穫にとどまった。 初日は相馬双葉漁協所属の小型船のうち市内の岩子、松川両地区から計6隻が出港した。収穫作業は2月ごろに本格化する。操業は5月まで続く。 昨年の初日は1130キロの収穫があった。アオサ漁に40年以上、携わっている遠藤友幸さん(65)は「今まで経験したことがないほど量が少ない」と表情を曇らせた。直接的な原因は不明だが、海水温が例年より4度ほど高いという。「自然を相手にした仕事なのでしょうがないが、来月以降の成長に期待するしかない」と語った。