千葉百音、全日本選手権に意欲「完璧な演技を絶対にやりたい」 GPファイナルから帰国/フィギュア
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルに出場した日本勢が10日、フランスから羽田空港に帰国した。女子で日本勢最高の2位に入った千葉百音(19)=木下アカデミー=は、20日開幕の全日本選手権(大阪)への思いを明かした。 「(GPファイナル)初出場で2位は、今後の大きい大会に出たときに自信にしていい部分。全日本選手権ではSPとフリーをやりきったと思えるような完璧な演技を絶対にやりたい」 昨年の同大会は坂本花織(シスメックス)に続く2位。美しい演技と安定したジャンプが持ち味で、今季はGPシリーズ2戦でともに2位につけ、ファイナルでも表彰台に立った。次戦の全日本はもちろんだが、19歳は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪も見据える。 「3回転だけの構成だとなかなか上に上がっていけないときが必ず来る。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や4回転をしっかり習得して、プログラムに組み込んでいく」。現状に満足せず、さらなる高みを目指している。(角かずみ)