【日経賞】遅咲きの7歳馬クロミナンスを推奨 打倒ボッケリーニの公算あり
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は3月23日(土)に中山競馬場で行われる日経賞について下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【高松宮記念2024 推奨馬】1200mは連対率100%、ミスプロ系は単回率163%で血統◎!外国馬の見解もあり SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走の敗因」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった11頭を検討対象とし過去10年のデータを使用する。
重要データ:前走GⅡ好走組か前走GⅠ組か
日経賞で重要なのは前走クラス別成績だ。OPからの好走馬は0、条件戦からの好走馬もいるが数が少ないので今回は重賞だけに焦点を当てる。前走GⅢだった馬は【0-0-2-20】で好走率、回収率ともにかなり低調。今年は該当馬なし。 GⅡ組は【5-3-5-49】で多数の好走馬を輩出している。ポイントとなるのはどのレースを使っていたかだ。GⅡの中でも多数の好走馬を出しているレースは主に2つ。AJCC【2-2-2-16】と日経新春杯【3-1-0-7】だ(なお、今年は前走日経新春杯の馬はいない)。ホウオウリアリティは中山記念、マテンロウレオは京都記念からの臨戦だから好走データには当てはまらない。 GⅠ組は【4-6-3-14】で高い好走率を誇っている。こちらは前走の着順に関係なく好走馬を出しているので、有馬記念16着からの臨戦となるヒートオンビートも要マークだ。 【前走AJCC、GⅠを使っている出走予定馬】 ・アドマイヤハレー ・クロミナンス ・ヒートオンビート ・ボッケリーニ ・マイネルウィルトス
前走の敗因:AJCCのクロミナンス
クロミナンスは前走AJCCで3着。このレースは比較的前にポジションを取った馬で決着した。しかしラップを見ると前後半ほぼフラットな流れで、決して前有利なレースではなかった。ただ馬場状態を見るに内側はかなり悪く、外を通った馬が有利だったと言えるだろう。 クロミナンスは上位入線馬の中では最も内側を通っていた。今回も出走してくるボッケリーニは前走AJCC2着で、大外を走っていた。それを考えればボッケリーニを逆転することは十分可能だ。