薬師丸ひろ子出演作「セーラー服と機関銃」「里見八犬伝」など7作品を一挙放送 薬師丸の大ファン・柄本佑からコメントも到着
BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)の放送枠「よる8銀座シネマ」と「土曜ゴールデンシアター」では、11月11日(月)より「永遠のミューズ 薬師丸ひろ子特集」と題して、7作品を一挙放送。そして今回、「セーラー服と機関銃」をきっかけにファンになり、10代の頃から薬師丸に憧れているという柄本佑よりコメントが到着した。 【写真】真剣な眼差しで弓を引く薬師丸ひろ子“静姫”<里見八犬伝> ■薬師丸ひろ子の鮮烈デビュー作「野性の証明」 11月11日(月)夜8時からは「野性の証明」を放送。元自衛隊員・味沢岳史(高倉健)は大量虐殺事件の唯一の生き残りである少女・長井頼子(薬師丸ひろ子)を引き取り、平和に暮らしていたが、町を牛耳るボス・大場一成(三國連太郎)とその息子・成明の度重なる非道についに立ち上がる。しかし、味沢を抹殺すべく現れたのは、かつての上官・皆川率いる特殊部隊だった。 11月12日(火)夜8時からは「ねらわれた学園」を放送。進学校・第一学園に通う由香(薬師丸ひろ子)のクラスに高見沢みちる(長谷川真砂美)が転校してくる。生徒会会長になったみちるは、風紀を乱した生徒を取り締まる校内パトロール隊を組織して学園を作り変えていく。彼女の背後には、魔王子・京極(峰岸徹)が操る悪の組織「英光塾」が控えており、由香と級友の耕児(高柳良一)は陰謀を粉砕すべく立ち上がる。 11月13日(水)夜8時からは「メイン・テーマ」を放送。保母をクビになり傷心の小笠原しぶき(薬師丸ひろ子)は、房総の海岸でマジシャン修行中の健(野村宏伸)と出会い、そのまま一緒に旅を続けることになるが、いつも喧嘩ばかり。その後、中年男女のカップル(桃井かおり・財津和 夫)と出会い、やがて4人は沖縄へと向かうことに。 ■名匠・深作欣二監督がメガホンをとった「里見八犬伝」 11月14日(木)夜8時からは「里見八犬伝」を放送。戯言から安房国・里見義実により、その飼犬・八房への褒美として授けられた伏姫は、八房の気を受け懐妊。やがて、霊玉を持ち犬の字を姓とする八人の勇士が現れる。百年後。義実の孫・成義一族が黒装束の騎馬侍たちに皆殺しにされる。唯一の生き残りとなった静姫(薬師丸ひろ子)は、逃亡中に従者が殺され、一人ぼっちになったところで知り合った犬江親兵衛(真田広之)に襲われてしまう。 11月15日(金)夜8時からは「セーラー服と機関銃」を放送。父が死んで、高校生の星泉(薬師丸ひろ子)はひとりぼっちになってしまう。火葬場から戻ると、マユミと名乗る女が父の手紙を持って待っていて、翌日泉の高校に黒背広の男たちが並び、泉はそのままやくざの事務所・目高組に連れて行かれてしまう。 11月16日(土)夜9時からは「探偵物語」を放送。新井直美(薬師丸ひろ子)は、1週間後にアメリカに旅立つ女子大生。父親の元秘書・長谷沼(岸田今日子)は、辻山(松田優作)という探偵に直美のボディガードを依頼した。ところが辻山の身辺に大事件が起こる。 11月18日(月)夜8時からは「Wの悲劇」を放送。三田静香(薬師丸ひろ子)は劇団・海の研究生。人間的な成長がなければ芝居ができないと考えた静香は、役者として尊 敬する五代淳(三田村邦彦)にそのきっかけを作ってもらおうと一夜を共にする。次回公演が「Wの悲劇」と決定し、キャストには、羽鳥翔(三田佳子)、五代淳という二枚看板を揃え、演出は鬼才・安部幸雄(蜷川幸雄)に。劇中の、事件のカギを握る女子大生役は、劇団の若い研究生からオーディションで選ぶことになる。 ■柄本佑 コメント 「セーラー服と機関銃」のラストの方。渡り廊下をクルクル回りながら歩く薬師丸ひろ子はふと立ち止まり、窓外を指差して「お墓…」とすっとんきょうに呟く。何度観てもあの瞬間涙が止まらなくなるのです。めちゃくちゃな映画。でもその姿こそ映画の本当だと思う。薬師丸ひろ子は“映画女優”です。