紅茶にひとつまみの塩で“完璧な1杯”が味わいに?噂の飲み方を試してみた
紅茶に塩を入れると“完璧な1杯”が得られる。アメリカの科学者が提唱した紅茶の飲み方に、イギリスの人々が猛反発。大論争に発展しています。 “完璧な1杯"なんて、とても興味がそそられますよね。そこで、実際にそのアドバイス通りに作ると、完璧な紅茶ができるのかを試してみました。
ひとつまみの塩で
みなさんは、普段紅茶を淹れるときはどのように淹れますか? 便利なティーバッグを使うという方が多いでしょうか。 今回ご紹介する飲み方は、ティーバックではなく茶葉を使います。 茶葉から淹れた紅茶に、ひとつまみの塩を入れることで、“完璧な1杯”の紅茶が完成するというんです。
実際に淹れてみた!
ミルクティーを作るので、茶葉はアッサムを用意しました。
話題になっている作り方を見ると、「お湯とミルクがよく交わるように紅茶を常にかき混ぜる」「レモン汁を少し絞ると、紅茶の表面の『あく』を取り除くこともできる」という記述があったので、牛乳とレモン汁も用意。
紅茶の温度を保つために、どっしりとしたマグカップが推奨されていたので、条件に合うものをチョイス。 紅茶をマグカップに注ぎ、そこに別に温めておいたミルクを注ぎ、ひとつまみの塩とレモン汁を数滴。
紅茶とミルクがよく混ざるように、スプーンでしっかりかき混ぜます。
塩もしっかり紅茶に溶け込むように。
完璧な1杯を味わえるのか!?
左のカップは、紅茶とミルクのみ。右のカップは、塩、レモン汁、ミルク入り。
まずは、“完璧な1杯”として紹介されていたレシピで淹れた右側のマグカップから試飲。ひとつまみなので、塩味はなし。あく抜きとして入れたレモンが効いているのか、ミルクティーとは思えないほどさっぱり、すっきり。口の中に残るのは、ほのかなアッサムの香りのみ。 続いて、左のアッサムミルクティーを一口。塩を入れた方からは感じられなかったミルクの風味とアッサムの風味が広がり、おいしいミルクティーを飲んでいる!という感想。
結局、完璧な紅茶だったのか?
ひとつまみの塩を入れた紅茶は、紅茶の苦味のようなものが全て消えて、ほのかにアッサムの香りがする白湯を飲んでいるような感じ。 紅茶の苦味、ミルクのこってり感などがなくなり、さっぱりした1杯になります。 スーッと入ってくるので、すっきりした紅茶が好きな方にとっては、とても飲みやすい紅茶になります。 筆者の個人的好みで言えば、苦みとミルクのこってり感があるミルクティーのほうが飲みごたえがあって好きでした。 こればかりは個人の好みがあるので、気になる方はぜひ試してみてください。 (TEXT:山田かほり)