「金利アップ」続々……銀行どう選ぶ? 預金もサービスもポイントに “住宅ローン”返済で負担増も【#みんなのギモン】
■メガバンクの「20倍」も…複雑な条件
渡邊キャップ 「数字だけ見ると、もっと上を行く銀行が出てきています。ネット銀行のPayPay銀行は12月から、条件付きですが預金の金利を(最大)2%にまで引き上げます」 鈴江アナウンサー 「これをニュースでお伝えした時にめちゃくちゃびっくりして、『2%?』と思いました」 森アナウンサー 「『0.2%じゃないの?』って見返したくらいです」 渡邊キャップ 「数字のインパクトがありますが、日本円の普通預金とアメリカのドルの普通預金の両方を預け入れるという複雑な条件があり、ドル預金の金額分だけ日本円の預金にも2%の金利が適用されます」 「例えばドルは日本円に換算して50万円分、日本円は100万円預けていると、50万円分の部分だけ2%になります」 森アナウンサー 「どちらも預けるとなると、為替が動いた時はどうなるんですか?」 渡邊キャップ 「例えば為替が動いて円高になってドルの50万円分が下がると、金利が適用される円の分も縮小されます。そもそもドル、外貨の預金は為替によって日本円での価値は変動していくので、上がる可能性も下がるリスクもあります」 「とはいえ、メガバンクと比較すると20倍という数字のインパクトはあります。担当者によると普通預金の口座開設の申し込みペースが倍以上になっているということでした」
■メガバンク含めた各行の金利は
渡邊キャップ 「メガバンク3行を含めて、各行の普通預金金利(利率は年単位、税引き前)をまとめました。東京スター銀行は条件付きで最大0.5%、auじぶん銀行は条件付きで最大0.41%。三菱UFJ、三井住友、みずほの3行は0.1%です」 「金利が高いところは、例えば給与振り込み口座に指定してください、連携するサービスに登録してくださいなど、いろんな条件付きであることも多いのですが、積極的に金利を引き上げていくところが増えています」
■日銀の政策金利UPで影響は?
渡邊キャップ 「こうした中、日銀が18日から今年最後の金融政策を決める会合を行っています。今回か、または来年の1月に行われる次の会合のどちらかで、政策金利を今の0.25%から0.5%に引き上げる可能性があるとみられています」 「日銀が利上げしていくと、さらに預金金利を上げて顧客を獲得しようという動き広がってくる可能性もあるかなと思います」