出口クリスタ選手「カナダ代表選択は賭けみたいなところも」 苦難乗り越え…パリ五輪柔道で悲願の「金」 地元愛、今後の展望、素顔は【独占インタビュー】
■準決勝で足を負傷…
――足を負傷したのは準決勝 準決勝のどこかは覚えてないんですけど、自分で大内刈りかけて、くしゃってやったのは覚えている ――死闘となった決勝戦、その足の影響は 準決勝が終わって20分くらいしか時間がなかったのでテープする時間もなくて、痛み止めだけ飲んで試合したんですけど、試合中は正直、痛みはなくて。ただ最後、相手に指導いく前に、痛がってるふうなんですけど、動きはおかしいなというのはありました
■うれしい、安ど、ぐちゃぐちゃな感情
――金メダルの瞬間はどんな思い 相手に指導がいった瞬間はもう安どで。畳を下りてメディア対応とか表彰式に乗っているときは本当に自分が成し遂げられたんだなと、ちょっと信じられない気持ちがあったんですけど、今でも正直、実感がないのはあるんですけど
――ほっとする安どの気持ちが大きかったんですか。試合後のインタビューで涙をするシーンがありましたが、どんな心境でしたか あまり泣くつもりは…直後は涙も出てこなくて混乱している状態ではあったので涙が出てこなかったんですけど、インタビューしてくれている人が泣いているを見て泣くというカオスな状況になって、よく分からない感情で。でも言葉にするとどんどん自分の気持ちが出てくる。実感も湧いてきて、そこで初めてうれしいと安どとぐちゃぐちゃな感情が出ていました
■カナダ代表を選択「賭けみたいなところも」
ここまではパリオリンピックの戦いを振り返ってきましたが、ここからは出口選手のこれまでの柔道人生を振り返りました。 ――小さい時の出口選手、本当にかわいらしかったですよね。輝かしい成績を残してきた出口選手ですが、その後、カナダ代表を選択することになります。ここまでの柔道人生改めて振り返って今、どんな思いでしょうか カナダ代表にするにあたって、結構賭けみたいなところもあったんですけど、東京オリンピックに出られなくて、自分がやってきたことが合っていたのかどうかも分からなくなった時期はあったんですけど、そこで諦めずにたくさんの人がサポートしてくれたおかげで、もう一回パリを目指したいということで、この3年間頑張ってきて良かったなというのはあります
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