「もはやCB補強は優先ではない」負傷者続出のRマドリード、今冬の緊急補強はなし? 来夏の獲得目指す右SBと中盤の名手とは
レアル・マドリードは、1月から開幕する冬の移籍市場で選手を補強する予定はないようだ。DF陣に負傷者が続出し、一時は緊急補強の必要性が盛んに叫ばれていたが、果たして補強戦略の転換の背景にはなにがあったのだろうか。スペインメディア『AS』が現地時間26日に報じた。 右サイドバックのDFダニエル・カルバハル、センターバックのDFエデル・ミリトン、DFダビド・アラバが負傷離脱中のRマドリード。当初、起用可能な選手がDFアントニオ・リュディガー1人になったセンターバックの今冬の補強を優先していたが、同メディアは「下部組織出身の21歳DFラウール・アセンシオが台頭し、さらにカルロ・アンチェロッティ監督が本職MFのオーレリアン・チュアメニをコンバートさせたことで、このポジションは補強された。したがって、もはやセンターバックの補強は優先事項ではない」と、補強方針の転換を報じている。 さらにバイエルンのDFアルフォンソ・デイビスの来夏フリー獲得が噂される左サイドバックのポジションは、在籍するDFフラン・ガルシアとDFフェルラン・メンディで十分だとしたうえで、「スポーツディレクターが注目しているのは、右サイドバックと中盤だ。この二つのポジションが、来夏の移籍市場における一番の関心事となる」と、補強活動の舞台は来夏に移ったことを報道。 このうち32歳のカルバハルと33歳のMFルーカス・バスケスで賄っている右サイドバックは、リバプールとの契約が今季終了時までとなっている26歳トレント・アレクサンダー=アーノルドの獲得を熱望。一方中盤のポジションは、「良質なキックを持っており、試合をコントロールできる選手、つまり、昨季限りで引退したトニ・クロースのような選手を探している」としており、レアル・ソシエダの25歳MFマルティン・スビメンディやパリ・サンジェルマンの24歳MFビチーニャの名前が挙げられている。果たして来夏に向けて、どのような動きを見せるのだろうか。
フットボールチャンネル編集部