ロシア法務省、動員兵の早期帰還求める妻らの団体を“スパイ”指定
日テレNEWS NNN
ロシア法務省は31日、動員兵の早期の帰還を求める妻らの団体をスパイを意味する「外国の代理人」に指定しました。 独立系メディアによりますと、ロシア法務省によってあらたに「外国の代理人」に指定されたのは、動員兵の妻らのネットワーク「プーチ・ダモイ」と、代表者のマリア・アンドレエワさんです。 この団体は動員兵の早期帰還を求める抗議活動を続けていて、プーチン政権は、反戦機運の高まりにつながりかねないとして、神経をとがらせていました。 団体は外国の代理人への指定を受けて、「活動をやめるつもりはない。私たちの愛する人は、ロシアの愛国者たちの支配下で 今も致命的な危険にさらされている」と反発しています。 また、今年3月の大統領選に「反戦」を掲げ立候補を申請したものの、書類の不備で棄却されたジャーナリストのドゥンツォワ氏についても、「外国の代理人」に指定されました。 ウクライナ侵攻が長期化する中、プーチン政権は反戦につながる異論を排除する動きを加速させています。