文楽研修、2年ぶり開講へ 大阪、昨年は新入生ゼロ
国立文楽劇場(大阪市)は27日、人形浄瑠璃文楽の演者を養成する研修生制度の選考に3人が合格し、4月から2年ぶりに新規開講すると発表した。昨年は1972年に制度ができて以来、初めて新入生がいなかった。 同劇場によると、1次と2次の募集に計3人が応募した。昨年は応募期限を延長したり、随時受け付けを続けたりしたが、開講には至らなかった。 研修は中学を卒業した23歳以下の男性が対象で、2年間無料で指導を受けられる。昨年4月1日時点で、演者86人のうち49人が研修修了者という。