侍ジャパン連覇逃す 国際大会1839日ぶり黒星を喫して27連勝でストップ 戸郷が2発被弾4失点KO
◇WBSCプレミア12決勝 日本0―4台湾(2024年11月24日 東京D) 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は24日、東京ドームで2試合が行われ、日本代表「侍ジャパン」は決勝戦で台湾と対戦。1次ラウンド、スーパーラウンドに続いて2日連続、今大会3度目となった台湾戦にわずか4安打で零敗を喫して2019年の第2回から2大会連続の優勝を逃して2位に終わった。 【写真】<日本・台湾>5回、陳傑憲の3ランにガックリの戸郷 3位決定戦は米国が6―1でベネズエラに勝利。台湾は国際大会初優勝で、3位は米国、4位はベネズエラという結果となっている。 先発右腕・戸郷(巨人)が0―0で迎えた5回、先頭のリン・カセイに先制ソロを許したのに続いてチン・ケツケンには3ランを被弾し、5回7安打4失点で降板。 打線は相手先発左腕のリン・イクビンを打ちあぐねて4回1安打に封じられ、その後も元オリックス、西武のチョウ・ヤク(張奕)、元DeNA、ロッテのチェンことチン・カンウ(陳冠宇)らに抑え込まれ、わずか4安打で今大会初の零敗を喫した。 井端弘和監督(49)は試合後、インタビューに応じ、「選手はね、非常によくやってくれましたし。大会を通じてね、技術も上がったと思いますし。精神的にも肉体的にも強くなったんでね。来シーズン以降、楽しみにしたいなと思いますしね。負けたのは本当に全て私の責任だと思ってますんで」と敗戦の責任を一人で背負い込んだ。 1次ラウンドから参加チーム唯一となる無傷の8連勝で決勝まで進んだ侍ジャパンだったが、この敗戦により、国際大会は27連勝、強化試合を含む国際試合は34連勝でストップ。 2019年11月12日に行われた第2回プレミア12のスーパーラウンド第2戦(東京D)で米国に3―4で敗れて以来1839日ぶりの黒星で、2019年のプレミア12、2021年の東京五輪、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に続いて3大国際大会4連覇を達成することはできなかった。 【侍ジャパンのプレミア12全戦績】 ▽1次ラウンド 11月13日 ○9―3オーストラリア(バンテリンD) 11月15日 ○6―3韓国(台北D) 11月16日 ○3―1台湾(台北D) 11月17日 ○9―6キューバ(天母) 11月18日 ○11―3ドミニカ共和国(天母) ▽スーパーラウンド 11月21日 ○9―1米国(東京D) 11月22日 ○9―6ベネズエラ(東京D) 11月23日 ○9―6台湾(東京D) ▽決勝 11月24日 ●0―4台湾(東京D)