生成AIグラビアをグラビアカメラマンが作るとどうなる?第19回:ComfyUIで最新のStable Cascadeを試す+アナログ風の後処理ProPost (西川和久)
後処理でアナログ写真っぽく=ProPost
前回標準のWorkflowにLoRAを追加してみたが、今回は画像が出来た後、つまり後処理用のNodeを追加してみたい。 生成AIグラビアギャラリー 好みにもよるだろうが、筆者の場合、Promptでアナログフィルム固有のノイズ(Grain)を乗せたり、モノクロ化せず、Photoshopなどを使い処理することが多い。これをNodeで対応できるのが、ご紹介するProPostだ。
機能的には、GrainとVignette。どちらも独立したNodeになっているので、Grainした後にVignetteすることも可能。 インストール方法は簡単で、Manager > Install Custom Nodes > propostで検索 > Install。ComfyUI再起動後、ウェブブラウザを再読み込み。これでOK。何も無いところでダブルクリック、propostで検索すると関連Nodeが表示される。 このProPostは、出来上がった画像の後処理用なので、デフォルトWorkflowのSave Imageの直前、VAE DecodeのIMAGEから引っ張り出して本Nodeのimageへ接続、このままだと結果が見れないので、imageへSave Image(もしくはPreview Image)を接続すれば良い。 ここでは結果が分かりやすいようにgray_scale trueでモノクロにしたが、もちろんお好みで。Vignetteも同じパターンなので是非試して欲しい。
Stable Cascadeを使ってみる
2月13日、Stable社がSDXLに続くtext2image、Stable Cascadeを発表、Modelなども公開された。 技術的な話はリンク先をご覧いただきたいが、ざっくり、Stage A/B/Cと3つに分かれており、これらを使いPromptから画像を生成する。 即対応したのはやはりComfyUI。既にComfyUIの標準対応となっている。早速これを使ってStable Cascadeで画像生成してみたい。手順は以下の通り。 ・ComfyUIを最新版にアップデートする(Manager > ComfyUI Update) ・必要なModelなどをダウンロードし、所定フォルダへコピー ・civitaiからWorkflowをダウンロードし、ComfyUIへセット 必要なModelが全部で4本あるので面倒だが仕方ない。Modelはここの以下をダウンロード、各フォルダへコピーする。 ・stage_a.safetensors →[ComfyUI Home]/models/vae ・stage_b.safetensors →[ComfyUI Home]/models/unet ・stage_c.safetensors →[ComfyUI Home]/models/unet ・text_encoder/model.safetensors →[ComfyUI Home]/models/clip ただstage_bとcは、フルバージョンだと容量が大きく、VRAMも多く使うので、_bf16 > _lite > _lite_bf16の順で小さくなっており環境に合わせる。今回はstage_b_bf16.safetensors、stage_c_bf16.safetensorsを使用した。
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