レノボ、世界初の「画面が伸びる」ノートパソコン 3,499ドル(約55.3万円)で商用化、14→16.7インチに伸縮
Lenovoは日本時間の7日、ラスベガスで開催中のCES 2025にて、世界初となるローラブルディスプレイを搭載したラップトップ「ThinkBook Plus Gen 6 Rollable」の発売を発表した。2年前にコンセプトモデルとして披露されたものの商用化となり、日本国内での販売予定はない。想定販売価格は3499ドルから。 【画像】ビジネスからクリエイティブまで…携帯性と生産性向上を兼ね備えた「ローラブル」ラップトップ(全9枚) 本製品の最大の特徴は言うまでもなく垂直に「伸ばせる」ディスプレイ。14インチから16.7インチまで拡張可能なローラブル技術を採用しており、従来の14インチラップトップと同等の携帯性を維持しながらも、専用キーの押下やジェスチャー操作で画面サイズを約50%拡大することができる。 本製品の主なターゲットについて、同社はモバイルワーカーやクリエイターなど、マルチタスクを重視するビジネスユーザーを挙げている。文書作成からコーディング(プログラミング)、コンテンツ制作など、様々な業務において、サブモニターを持ち運ぶことなく、生産性向上が図れるという。 ディスプレイは120Hz駆動のOLEDパネルを採用し、400ニトの輝度と100% DCI-P3の色域をカバーする。厚さは19.9mm、重量は1.7kg。性能面ではインテルCore UltraプロセッサとArcグラフィックスを採用、AI PCと銘打ち、AIによる生産性向上機能として「Lenovo AI Now」「Copilot+」を搭載する。
編集部 IT/デジタル担当