【陸上】日立の福嶋摩耶が現役引退 城西大で活躍 実業団では病に苦しむ「思うように走れない日々」
日立女子陸上競技部は11月末で福嶋摩耶が引退したと発表した。 福嶋は神奈川・荏田高から城西大を経て昨年、日立に入社。高校時代は3000m9分24秒93がベストで、県高校駅伝で区間賞を取るなど活躍した。城西大ではエースへと成長。5000mは15分44秒90まで記録を短縮し、全日本大学女子駅伝や富士山女子駅伝では最長区間を担っていた。4年時には関東インカレ10000mで2位、全日本大学女子駅伝では4区区間5位と力走している。 利藤野乃花が現役引退「最高に楽しい17年間の陸上生活でした」走幅跳から七種競技まで種目転向し活躍 だが、特定の動作をする際に異常な姿勢を強いられるなどの症状が出る「動作特異性ジストニア」を患ったことを明かし、実業団ではレースに出場することができず「思うように走れない日々が続き、苦しい思いが大きくなった」とコメント。それでも、「本当にたくさんの方々の支えや応援をいただき、自分と向き合い、試行錯誤しながらも頑張ってこられた」と感謝を綴る。 チームのSNSも「真面目にコツコツと取り組む姿はチームにとても良い影響を与えてくれました」と綴っているように、あきらめない姿勢を示した。「思い描いていたような競技生活にはできませんでしたが、11年続けてきて、多くのことを学ぶことができました。本当に幸せでした」と綴っている。今後は社業に専念する。
月陸編集部