ヤンキースを奈落の底に突き落としたジャッジ「世紀の落球」ボールがオークションに
ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジ外野手(32)がドジャースとのワールドシリーズ(WS)で落球した痛恨のボールがオークションにかけられている。 〝いわくつき〟の一品だ。10月30日(日本時間31日)のWS第5戦(ヤンキー・スタジアム)。1勝3敗と後がないヤンキースはジャッジの先制2ランなどで大量5点リードしていた5回、中堅手のジャッジは平凡なフライをまさかの落球。ここから流れが変わり、5点差を追いつかれたヤンキースは6―7で逆転負けを喫して本拠地で宿敵に世界一を決められた。 ジャッジは地元NYメディアに「すべてはジャッジのミスから始まった」と名指しで戦犯扱いされ、「世紀の落球」として語り継がれている。 このボールは「オフィシャルMLBオークション」に「アーロン・ジャッジによるドロップフライボール」として出品され、9日(同10日)時点で64件の入札があり、最高入札額が12050ドル(約182万円)。12日(同13日)まで行われる。 MLBの記念ボールはドジャース・大谷翔平投手(30)が「50本塁打―50盗塁」を決めたホームランボールがオークションにかけられ、過去最高額の約440万ドル(約6億6000万円)で落札。先のWS第1戦でドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)がWS史上初となるサヨナラ満塁本塁打を放ったボールも14日(同15日)までオークションにかけられており、現在の最高入札額は50万ドル(約7560万円)となっている。 2022年にジャッジがア・リーグ記録を更新する62号を放ったホームランボールは150万ドル(約2億1000万円)で落札された。ジャッジ本人にしてみれば見たくもないはずの〝黒歴史ボール〟は果たしてどんな値が付くのか。
東スポWEB