恒例の「柿すだれ」お目見え 特産品「市田柿」の生産が最盛期 昼夜の寒暖差で甘くおいしく…
飯田・下伊那地域では特産品「市田柿」の生産が最盛期を迎えています。 通路をはさんで整然とつるされたオレンジ色の柿。 地域で100年以上の歴史がある特産品「市田柿」の生産が最盛期を迎え、農家のハウスには恒例の「柿すだれ」が作られています。 飯田市で50アール分の柿を生産する松澤正芳さんの作業場では、10月下旬から収穫した柿の皮むきなど加工作業に追われています。 ほとんどの農家で皮むきの自動化が進む一方、柿をつるす作業は手作業で、松澤さんのハウスでも8人が手分けして作業に当たっています。つるした柿は1か月以上乾燥し、手や機械で揉んで仕上げますが、品質に欠かせないのが昼夜の寒暖差。 農家は今後の冷え込みに期待を寄せています。 農家 松澤正芳さん 「今まで暖かかったので大変苦労しましたけど、原料の生柿も順調に収穫が進み、加工作業も順調に進んでいますので、これから挽回しておいしい市田柿をつくりたい」 JAみなみ信州管内では、去年並みのおよそ1100トンの出荷を見込んでいるということです。