メジロマックイーンと武豊（手前）（92年4月撮影）

　22日、BSフジで特別番組「時代を彩った名馬たち～中央競馬70周年　その黄金の蹄跡～」が放送され、ゲスト出演した武豊騎手（55）が思い出の名馬たちを語った。 【写真】スペシャルウィークの勝負服を身にまとう武豊騎手 　91、92年の天皇賞・春を連覇し、父子3代天皇賞制覇を果たしたメジロマックイーンは村本善之騎手でデビューし、内田浩一騎手で菊花賞を制覇。武豊騎手は古馬になった91年3月の阪神大賞典からコンビを組んだ。「この馬も途中から乗ることになったんですけど、やっぱりあれだけもう、当時の最強馬の手綱を任されて、まだ僕、若かったので、すごい責任だなというのを感じましたね」と振り返った。 　「（調教のときに武豊を見ると動かなくなった？）そうですね。普段は結構。メジロマックイーンに乗るときはいつもと違う服を着て、（調教時間帯の）後半はね。僕の服で行くと、追い切りってわかるから止まって動かなくなって、（馬場入りしない？）はい、そうです。厩舎まで乗りに行ったりとか。そういうところがありました。（ステイヤーのイメージ強いけど、1600メートルでもやれるとおっしゃっていたが？）そうですね。なんか晩年の方がスピードが出てきたような、めずらしいタイプの馬でした」とその個性を紹介。「まあ、あと、凱旋門賞、メジロマックイーンで行きたかったなあ、というのがありますね」と名馬への思いを語った。 　武豊騎手は今年の凱旋門賞（G1、芝2400メートル、10月6日＝パリロンシャン）にアイルランドのアルリファー（牡4、J・オブライエン）とのコンビで挑むことが決まっている。同馬はキーファーズ（松島正昭代表）の共有馬。