FC東京が前半の2点を逃げ切って約3か月ぶりの連勝を飾る。首位町田と鹿島の上位勢は共にスコアレスドローで足踏み | 9月21日結果まとめ | Jリーグ
【国内サッカー ニュース】21日、明治安田J1リーグ第31節、J2リーグ第32節、J3リーグ第29節の計14試合が行われた。
J1リーグは4試合が行われ、唯一決着のついたカードが浦和レッズとFC東京の一戦だ。 試合はFC東京が9分、俵積田晃太が上げたクロスを浦和のDF井上黎生人が前へクリアし切れず、GKの頭上を越してゴールに吸い込まれると、14分にはCKをニアで合わせたDF森重真人のへティングがDF石原広教の手に当たって、オンフィールドレビューの結果、ハンドの判定に。このPKを荒木遼太郎が大ブーイングの中、冷静に沈めてFC東京が前半の早い時間帯に2点のリードを奪った。 不運も重なって2点のリードを許した浦和がその後は攻勢を強めていったが、好セーブで無失点に貢献したGK野澤大志ブランドンの活躍もあって最後までFC東京の守備を崩せずにタイムアップ。連勝が懸けた一戦は、FC東京に軍配が上がった。 残りのJ1の3カードは、スコアレスドロー決着となった。鹿島アントラーズと柏レイソルの一戦は、拮抗した展開が続く中、終盤にかけて鹿島のペースで試合は進んだが、柏の硬い守備をこじ開けられず、優勝争いから一歩後退のドローとなった。 首位のFC町田ゼルビアと降格圏の北海道コンサドーレ札幌の一戦は、町田が立ち上がりから勢いよく攻めていくが、チャンスを仕留め切れず、膠着した展開が続く。試合終了間際にCKからDF杉岡大暉が頭で合わせるが、これもポストを直撃。最後までゴールは生まれず、こちらもスコアレスドローに終わった。 残留争い中のジュビロ磐田と9試合勝ちがないアビスパ福岡の一戦は、置かれている状況を象徴する手堅い試合展開に。球際や空中戦で激しい攻防を繰り広げる中、磐田が2試合続けてスタメンに入った高畑奎汰が前半に2本の鋭いミドルシュートを放つが、約4ヶ月ぶりの先発となった福岡のGK永石拓海の牙城を崩せない。最後までお互いに膠着を打破できず、勝ち点1を分け合っている。 5試合が行われたJ2リーグ。首位の横浜FCがリードを逃げ切れず、大分トリニータに追いつかれてドローに終わり、勝ち点を伸ばし切れなかった。その一方でプレーオフ圏争いは激しさを増す結果となった。プレーオフ圏内にいるベガルタ仙台が2点のリードを試合終了間際に追いつかれ、土壇場で勝ち点3を逃した一方で、ジェフユナイテッド千葉とモンテディオ山形がそれぞれ複数得点を奪う快勝で上位との差を縮めている。 6試合が行われたJ3リーグは、首位を独走する大宮アルディージャがヴァンラーレ八戸に苦しみながらも後半に逆転して勝ち切った一方で2位のFC今治は、敵地でSC相模原に2失点で敗れて無敗が「12」でストップ。3連敗中のギラヴァンツ北九州はホームでFC岐阜に勝利を飾り、4連敗中のアスルクラロ沼津は、FW齋藤学のゴールで終盤に追いついてそれぞれ連敗を止めている。 ■9月21日開催 結果 ・J1第31節: 鹿島 0-0 柏 浦和 0-2 FC東京 町田 0-0 札幌 磐田 0-0 福岡 ・J2第32節: 仙台 2-2 甲府 横浜FC 1-1 大分 愛媛 1-3 山形 熊本 3-1 秋田 千葉 4-1 山口 ・J3第29節: 八戸 2-3 大宮 相模原 2-0 今治 北九州 2-0 岐阜 琉球 1-1 沼津 鳥取 2-0 長野