「モリヤスはハタテの強みを生かしていない」日本代表の旗手怜央の起用法にセルティック地元メディアが苦言「異質な役割で使われるのであれば…」
「真の機会をモリヤスが与えてくれることを願う」
クラブでの活躍を見ていれば、代表での扱いに首をかしげても不思議ではない。 旗手怜央は9月のワールドカップ・アジア最終予選で、日本代表の森保一監督から招集されたものの、2試合とも試合メンバーから外された。出場機会がなかっただけでなく、ベンチにすら入れず、スコットランドから駆けつけたMFが非常に悔しい思いをしたことは想像にかたくない。 【動画】 旗手の絶妙アシスト→前田が冷静なフィニッシュ!日本人トリオの連係弾 実際、旗手は日本のメディアに対し、その悔しさを吐露している。一方で、腐らずにできることに努め、周囲の先輩たちに助言を求めたことを明かすなど、前向きな姿勢を見せた。 ただ、そのなかでのひと言が、所属するセルティックのメディアには引っかかったようだ。 旗手が「(代表)チームの全体練習では、ボランチでプレーする機会も多く」と明かしたことについて、専門サイト『67 HAIL HAIL』は「ハタテを守備的なMFとして使うのなら、モリヤスが彼の強みを生かしていないことは明らかだ」と報じている。 「ハタテが前回セルティックでボランチスタイルの役割を担ったのは、RBライプツィヒに0-2で敗れたアンジェ・ポステコグルー政権の2022年までさかのぼる。そのほかに彼が深い位置でプレーしたのは5回だけだ」 同メディアは「セルティックのサポーターなら誰でも、日本人MFがベストなのは攻撃陣の3人をサポートする際だと知っている。だから、彼にとってほとんど異質な役割で使われるのであれば、ハタテが代表で先発に選ばれないのも不思議ではない」と続けた。 「ハタテが欧州の舞台で自分の価値と有効性を示し続け、次のインターナショナルウィークでは、最も強みを出せるポジションで彼が日本代表でやれることを示す真の機会をモリヤスが与えてくれることを願う」 タレントが集まる代表チームでは、誰もが自分の最も得意とする役割でプレーできるとは限らない。一方で、タレントたちのベストを引き出すのが指揮官の役割であることも確かだろう。 森保ジャパンで旗手が輝く日はくるのか、さらなる成長を目指す26歳に注目だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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