小島よしおが「どうしたら早起きできる?」と悩む小5に伝えたい、早起きするよりも大切なこととは?
「朝起きられなくて困っているんです」というのは、小学5年生の女の子。数多くの子ども向けライブを開催し、昨年9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが、さまざまな悩みや疑問に答えるAERA with Kids+の本連載。小島さんは、朝起きることよりも、“睡眠時間”について考えてみようと提案してくれました。 【写真】小学生時代の勉強をする小島さんはこちら 【相談68】 小島よしおさん、こんにちは! 突然なのですが、私、朝起きられなくて困ってるんです。アラームをかけても音が聞こえないし、お母さんが呼んでも、聞こえないんです。そのせいで毎朝怒られて憂鬱(ゆううつ)です。どうしたら早起きできますか?(あやなん・小学5年生・女子) 【よしおの答え】 あやなんピーヤ、早起きに悩んでいるんだね。実はお悩み相談が始まってすぐくらいに、早起きのコツについて答えているんだ。そのときは、「寝る前に起きる時間を声に出して宣言する“心の目覚まし時計”」「早起きギャグ“ぱちょ~ん”」「早く寝るために楽しいことを考える」方法などを伝えているよ。 だけど今回は、“朝起きられない”という悩みを、ちょっと角度を変えて“睡眠時間”というところに注目して考えてみたいと思う。というのも、よしお自身がいま睡眠にすごく向き合っているんだ。 そもそも日本は、“睡眠不足の国”と言われるほど、大人から子どもまでみんなの睡眠時間が足りていないんだって。“睡眠負債”といって、睡眠不足が蓄積して心にもからだにも支障をきたしてしまうことが多いらしい。病気の原因にもなる“睡眠不足”について、小学生のうちから勉強するのは今後の人生にすごく役に立つと思う。ぜひお母さんも巻き込んで、一緒に考えていこう。 ■最近、睡眠の勉強を始めたよしお どうしてよしおが睡眠について考えるようになったかというと、以前に比べて前の日の疲れが翌日まで残ることが増えたからなんだ。今年44歳になるから、年齢のせいなのか、子育ても始まってあまり眠れていないせいなのか……。