イベントでは、ステージ上で鍋を囲む場面も

コムドット・やまと【写真：(C)AbemaTV, Inc.】

　5人組YouTubeグループ・コムドット（やまと、ひゅうが、ゆうた、あむぎり、ゆうま）が23日、24日の2日間にわたり、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで初の2DAYS単独イベント『NO PREPARE』を開催し、約2万人のファンを魅了した。イベント終了後、メンバーは報道陣の囲み取材に応じ、ファンへの感謝の気持ちを語った。 【写真】2DAYS単独イベント　ステージ上で鍋を囲む様子 　初の2DAYSイベントを終えての感想を、リーダー・やまとは「初めての2DAYSイベント。不安もありましたが、ファンのみんなに会うと体の底から力が湧いて、何日連続でもできちゃうんじゃないかなって錯覚するくらい最後まで楽しく走りきれたなと思います。ファンのみんなに会うっていうことのパワーが絶大だなと思いました」と振り返った。 　ひゅうがは「どんな時でも熱量を注いでくれるファンの方たちに2日連続で会えたことがとても幸せでした」と感謝の気持ちを伝えた。 　あむぎりは「2日連続初めてやったんですけど、内容を何も明かさず来てくれた方に感謝しています。みんな盛り上がって、楽しむ姿を見れて、すごくうれしかった。やまとの言う通り3日目あってもやりたいなっていう気持ちです。そのくらい楽しかったので、またどこかに足を運んで行けたらうれしいです」と地方公演への思いを語った。 　ゆうたは「本当に未知数だったんですけど、すごく楽しめました。昨日出し切って、今日出し切って、明日もさらに出し切れそうな。余力が余ってるわけじゃないですが、また新しい楽しみ方を何日連続でやっても見つけれそうなくらいです。大声を出して愛を飛ばしてくれる方もいて、うれしかったです」と、ファンの熱い応援に感激していた。 　ゆうまは、「正直このイベント最初の方、すごく緊張しちゃったんですよね。360度みなさんの歓声がすごすぎて……」と率直な感想。しかし、イベントが進むにつれ、ファンとの交流を通じて緊張が和らいだという。「本当にアットホームな空間だなと思いました。一体感がすごいなと思って、でっかいチームでどこまでも行けちゃいそうだなと思いました」と、自信を深めていったことを明かした。 　今回のイベント名『NO PREPARE（ノープリペア）』は、直訳すると「準備しない」。このタイトルに決めた理由について、やまとは今年8月に東京ドームで行った『Creator Dream Fes 2024』での経験を踏まえて、「新しい魅力を引き出すイベントを作りたいと思いました」と説明した。「僕たちはYouTubeクリエイターなので、歌やダンスだけでエンターテインメントを提供するのは難しいと感じました。ファンが求めているのは、YouTubeで撮影している時のような、素の自分たちだと思い、準備をせずに自然体でイベントを作ることにしました」と、あえて即興的な演出に挑戦していた。 　メンバーの素の反応、当日の楽曲変更、トロッコや歩いてファンに近づく取り組みなど、工夫を凝らした結果、イベントは大成功を収めた。やまとは、「すごく満足しています」と手応えを実感した。 　最後に、やまとは自身の信念を述べた。 「表に立つ人間として、みんなに楽しんでもらうことを優先しなきゃいけないのかもしれないんですけど、幸せな人しか幸せを与えられないと僕は思ってるタイプなので、自分たちが1番楽しむことっていうのがすごく大事かなと思っています。イベントを通して確信したことが何個もあるんですけど、やっぱり誰にも負ける気がしないなと確信しました。日本には名だたるアーティスト、クリエイターがたくさんいるんですけれども、（ステージの上で）鍋を食べて、それを見守ってもらえて歓声をいただけるのは他にいないんじゃないのかなと。間違いなく、イベントの新しい形として金字塔を打ち立てたのかなと。こういう形のイベントはコムドットが1番最初にやったグループだと、今後も準備しながら重ねていきたいと思います」と熱く語った。