北海道 プラス気温一転寒さ戻り路面ツルツル… 岩見沢では豪雪パトロールも 9日にかけ交通障害など警戒
HTB北海道ニュース
7日、プラス気温となるところも多かった道内、きょう8日は一転して寒さが戻りました。9日にかけて日本海側北部を中心に荒れるところもでる予報で、交通障害などに警戒が必要です。 こちらは釧路市の阿寒湖で撮影された映像。水面に浮かぶ氷を見ると…太陽の光に照らされてきらきらと輝いています。 「フロストフラワー」と呼ばれるこの現象は、湖の表面が凍っていて雪が積もっていないこと、マイナス15℃以下になること、風がほとんどないことの3つの条件を満たした時のみに見ることができる珍しい現象です。 8日朝は、そんな氷に悩まされた人も。 廣瀬美羽記者: 「札幌市内の住宅街では雪が積もっていて見えづらいですが、氷が出ている部分もあり大変滑りやすくなっています」 プラス気温となった7日から一転し、氷点下となった札幌。歩道はツルツル路面となり、慎重に歩く人たちの姿が。 一方、こちらは大雪に悩まされています。 本間壮惟記者: 「道路にまで雪がはみ出て、車1台が通るのもやっとの状況です」 岩見沢市では、午後2時時点で114cmと、平年の2倍近い積雪となっています。 本間壮惟記者: 「岩見沢市の住宅街です。道路脇の雪は私の身長の倍近くの高さになっていて、屋根の上には大きな雪庇もあります」 市の職員らは今年初めての「豪雪パトロール」に出動。1人暮らしの高齢者や障害者の世帯などを回りました。玄関前にわずかにできた道を歩いて声掛けをしていきます。 職員: 「市役所です。豪雪パトロールを行っていまして」 岩見沢市民: Q(職員が)見守りするのはどうですか? 「ありがたいですね」 パトロールでは、生活状況の聞き取りに加えて、屋根の雪庇の状況やストーブの排気口が埋まっていないかなどを確認しました。パトロールは10日の夕方までで、およそ2500世帯を回ります。 そして、道内では日本海側北部を中心にこれから大荒れとなる予想で、8日夜遅くから9日の昼前にかけて見通しのきかない猛吹雪に警戒が必要です。 また、上川北部では8日夜から9日夜にかけて50cm以上のドカ雪の可能性もあります。 これを受けて、道は先ほど、今シーズン初めて気象台や交通事業者などを集めた「雪害対策連絡部会議」を開きました。 会議では、大雪による交通障害のほか、電線への着雪による停電に備えるよう呼びかけられました。
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