ガンバボーイやイヌナキンも 大阪のマンホール蓋が堺に集結
10日まで開催「三宝あじさいまつり」
ガンバボーイやイヌナキン 大阪のマンホール蓋が堺に集結
大阪府堺市堺区にある三宝水再生センター(旧三宝下水処理場)で開催されている「三宝あじさいまつり」(10日まで)に、大阪各地の「デザインマンホール」の蓋(ふた)が多数展示されている。昨年から開催したところ多くの反響を受けたため、今年はさらに展示枚数を増やし来場者を楽しませている。 <知らんかった~>堺に大阪の「マンホール蓋」が大集合!?
今年は28枚のマンホール蓋を展示
マンホールカードは、日本下水道協会が中心となって産官学を連携させた「下水道広報プラットホーム(GKP)」が、下水事業周知の一環として企画し、全国の自治体に作成を呼びかけ作成され、カードを集める人も多いという。 この展示を企画した堺市上下水道局の郷田秀章さんは、そんなマンホールカード人気に着目。昨年のまつり開催時は13団体に問い合わせ、大阪府内各地の関係機関に直接借りにまわった。 「昨年、ネットニュースや複数のテレビ番組で取り上げて頂いたこともあって、今年はさらにパワーアップして、28枚お借りして展示させて頂いてます」と笑顔の郷田さん。枚数が増えたため、広い展示場所を確保した。
数少ない「ガンバボーイ」のマンホール
大阪府内各地のデザインマンホールの蓋が展示されているが、ひと際目立ったのは吹田市の蓋。あのサッカーJ1「ガンバ大阪」のマスコット、ガンバボーイと吹田市のキャラクター「すいたん」がサッカーボールとともにカラーで描かれていた。 実はこのマンホール、通常は同チーム本拠地の「パナソニック スタジアム 吹田」周辺に設置されているものだという。 ほかにも、高槻市は色つきのマンホールがなかったが「展示していただけるなら」と色をつけて貸し出してくれた。これも、昨年の取り組みをきっかけに、各地の関係機関との交流もさらに深まったからこその流れかもしれない。 展示されている各地のマンホールは、展示時間以外は、すべて屋内の保管場所に運んで管理している。「お借りしている貴重なマンホールばかりなので、管理は徹底して行っています。ただ、朝と夕方に1枚の重さ42キロ、晴れた日は日光を浴びた熱いマンホールを運ぶのは大変です」と、運び役担当の職員は苦笑。しかし、連日、来場者から質問をもらうなどし「やり甲斐がある」とも話していた。
約100種類、1600株ものアジサイも咲き誇る
マンホールを見ていると、岸和田市は「岸和田城」、泉佐野市は公式キャラクター「イヌナキン」、柏原市は「ぶどう」、守口市は「ダイコン」といった具合に「各地の名物を知ることができる」という声も来場者から多く聞かれ、子どもたちが記念撮影を楽しむ光景もみられた。同センターでは、約100種類、1600株ものアジサイも咲いており、10日の最終日も盛り上がりをみせそうだ。開催時間は午前10時から午後5時まで。詳細は「堺市上下水道局」の公式サイトで。