プロアマ戦をラウンドし、笑顔でグータッチする畑岡奈紗

　１７日から４日間、兵庫県三木市のマスターズＧＣ（６５０６ヤード・パー７２）で女子ゴルフのマスターズＧＣレディース（賞金総額２億円、優勝３６００万円）が開催される。米女子ツアーを主戦場としている畑岡奈紗（２５）＝アビームコンサルティング＝が約１年ぶりに国内戦に出場する。 　今年６～８月の中盤戦では不可解な翌日失格や全米女子プロ選手権、エビアン選手権と２つのメジャーで予選落ちを喫するなど、大いに苦しんだ畑岡。「２年ほど前から取り組んでいるスイング改造がなかなか通しでやれることがまだ少なかった。でもしっかり自分のものにしていきたいし、今年あと５試合残ってるので優勝して、来年の開幕戦にも出場したい」という。 　９月終わりのＮＷアーカンソー選手権で７位、前週のビュイックＬＰＧＡ上海では９位と復調傾向にあり「優勝者しか出られない開幕戦。自分のスポンサー大会でもあるし、出たいんです」と、米ツアー終盤でのＶを目指すが、その前にこの大会だ。「久しぶりの日本ツアー。いいプレーを見てもらいたいし、久しぶりにこれだけきれいなグリーンでプレーできるので、パッティングも楽しみ」と畑岡。 　今大会出場を決めたのは「関西に試合でのプレーを見てもらいたいコーチみたいな人がいる」のも理由の１つ。名前は非公表だが、実戦を通しての評価を得たい。 　再来週のＴＯＴＯジャパンは欠場するだけに、今季は最初で最後の日本ツアー参戦となりそう。「１つでも多く勝ちたいという気持ちはある」という畑岡が４日間、どんなゴルフを見せてくれるか、１９年日本女子オープン以来の国内５勝目をつかむのか、楽しみだ。