【カンビン】信号機の上までファン!ドジャース優勝パレードで挑んだ撮影の舞台裏
24年シーズンを最高の形で締めくくったドジャース大谷翔平。彼の今まで見たことも無いシーンや表情、舞台裏を、8月後半に再渡米したカンビンことニッカンスポーツ・カメラマン菅敏(すが・さとし)が選りすぐりの写真とともに語ります。 ◇ ◇ ◇ 10月30日、ヤンキースタジアムでの劇的な戦いを制し、ついにワールドチャンピオンに輝いたドジャース。11月1日、ロサンゼルスではファンの前で優勝パレードが開催されました。私も前日にニューヨークからロサンゼルスへ移動し、この日は早朝から取材を開始。メディア用の撮影場所がなかったため、今回はファンと同じエリアから撮影することにしました。 事前に地図で確認していたものの、現地に行くと印象がまったく異なり、撮影場所を確定させるまでに約1時間も迷ってしまいました。最前列のファンから5~6メートルほど離れた場所でスタンバイを決め、ようやく落ち着けました。 しかし2時間も経つと、周囲はどんどん人で埋め尽くされ、パレード開始直前には身動きが取れないほどの混雑に。停車中のトラックの上や信号機の上にもファンが登り、私の周囲はまさに人、人、人の寿司詰め状態でした。 いよいよパレードがスタートすると、沿道には大歓声が響き渡り、わずか数分間で7台の2階建てパレードカーが目の前を通り過ぎていきました。この日、沿道に集まったファンはおよそ22万人にものぼったそうです。 ちなみに、私のお目当てだった大谷翔平選手と山本由伸選手ですが、見られるかどうかは完全に運次第。結果は…残念ながら大谷選手は背中しか見えませんでしたが、山本選手と真美子さんの姿は確認できました。うーん、ちょっと悔しいですね。来年こそ、良いロケーションで手を振る大谷選手と山本選手をしっかり撮りたいものです。 【カメラマン・菅敏】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「カンビンのWEEKLY SHO!Time!!」)