安全を最優先に廃炉作業 東電小早川社長と小林会長が福島県知事に伝える 燃料デブリのサンプル増やす方針
福島テレビ
東京電力の小早川社長などが福島県の内堀知事を訪ね、安全を最優先に廃炉作業を進めていく考えを伝えた。 1月7日福島県庁で内堀知事と意見を交わしたのは、東京電力の小早川智明社長と小林喜光会長。小早川社長は、去年廃炉作業のトラブルが相次いだことから「ワンチームで取り組んでいく」と強調した。「現場レベルでの信頼関係と共同体制の構築を目指し、ワンチーム化に取り組んでまいります」と話した。 対して、内堀知事は「廃炉の実施者」として、安全かつ着実な廃炉作業を改めて求めた。 また、会談後に取材に応じた小早川社長は「燃料デブリのサンプルは多ければ多いほど今後の廃炉を進める戦略作りに役立つ」と強調。取り出しに初めて成功した2024年と同じ方法でサンプルを増やしていく考えを示した。
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