“韓国チア軍団”に賛否両論 ドジャース&パドレス監督は好意的も米ファンからは反発「頼むからやめてくれ」
韓国球界で築かれた独自の応援スタイルが話題となっている。 来る3月20日と21日に行われるメジャーリーグの開幕戦に向け、開催地となる韓国・ソウルではドジャースとパドレスがKBO(韓国プロ野球)リーグのキウムと、韓国代表とのエキシビションマッチを実施。日本でも大谷翔平やダルビッシュ有などのパフォーマンスが連日のように小さくない話題を提供している。 【動画】アメリカでは疑問視? 韓国チアリーダーの熱烈応援シーン メジャーリーグの公式戦が韓国で実施されるのは史上初。それだけに球場のありとあらゆる光景が、アメリカの野球ファンやメディアには新鮮に映るようだ。とりわけ話題となったのは、チアリーダーたちの存在だ。 韓国の野球では、スタンドの最前列にチアリーダーたちが立ち、コールリーダーが歌う応援歌に合わせてダンスを交えながら贔屓球団を応援するのが通常の光景。しかし、これを目の当たりにした米ファンには、違和感を覚える人も少なくなかった。実際、現地の様子をX(旧ツイッター)で共有したドジャース専門メディア『Dodgers Nation』の下には、「頼むからやめてくれ」「チアリーダーは必要ない」といった反発的なコメントが散見された。 もっとも、現場で声援を受けたチーム関係者たちは一様に好感を示している。ドジャースを指揮するデーブ・ロバーツ監督が「試合の邪魔だとは決して思わなかった。彼女たちが我々を応援してくれて非常に興味深かったし、アメリカにはないからユニークだと思ったよ」と語れば、パドレスのマイク・シルト監督も「別に違和感はなかった。韓国独自の応援にはこういう者があると知っていたが、個人的には楽しめた」と振り返っている。 賛否両論があるのはさておき、何気ない応援シーンが巷を賑わせるのも、国際的なイベントの醍醐味のひとつと言えよう。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]