61歳となった今もなお”踊り続けられる体”をキープ! SAMさん(TRF)直伝「体のスイッチを入れるストレッチ」
TRFのダンサーとして一世を風靡し、61歳となった今もなお、”踊り続けられる体”をキープしているSAMさん。ここ数年は、ダンサーや演出家としての活動のほかに、高齢者向けのダンスワークショップを開くなど、社会に向けた発信もますます盛んに。今回は、簡単に取り入れられる、1日の始まりに有効な「体のスイッチを入れるストレッチ」を教えていただきました。 【写真】60代で"踊り続けられる体"をキープしているTRFのSAMさん
血流がよくなれば、血色もUP。ファンデーションを塗るより効果があるかも!
「長時間の有酸素運動や、筋トレというとハードルが高くなってしまうので、普段運動をしていない方は、まずは“血流をちょっぴりよくする”ということから始めてみるといいと思います。例えば、以下で紹介している、10~15秒間の腕のばしやアキレス腱のばしを、左右行うだけでも効果的。体の痛みやだるさは、血流がよくなると改善されることがほとんど。リラックスして腕や脚の関節や腱をゆっくりのばすことで、血の巡りがよくなり、じんわりと体が温まって動きやすくなりますよ」 血色がよくなると、自然と肌がきれいに見えて、ヘルシーな美しさが増すといううれしい効果も。 「ダレデモダンスに参加した70代のおばあちゃんから、『久々に自分の手の平がきれいなピンク色になったのを見た』と、うれしそうに言われたことがあります。動けば、いくつになっても体は応えてくれる。80代になっても、鍛えれば筋肉はつくし、ワークショップには92歳の方が参加されたこともあります。体にいいことを始めるのに、遅過ぎることも早過ぎることもないんです。気付いたら、その日が運動を始めるベストタイミング。服装がどうとか、踊れないなどということは気にせずに、そしてノルマも作らずに、できることからやってみる。散歩してみるもよし、寝る前にちょっとストレッチするもよし、ダンス教室に通うもよし。健康に長生きするために、まずは自分で意識して体を動かすという一歩を、踏み出してほしいですね」
SAMさん直伝。超簡単「体のスイッチを入れるストレッチ」
まずは、片腕を上に向けて肩の高さまで上げ、反対の手で指先を手前に引っ張り、腕の内側を15秒間のばす。そのときに腕の内側のラインを意識すると、肩のインナーマッスルまでじんわりと温まって効果が高まる。逆手に替えて、もう片方も15秒間のばせば完了。