メッシ、ディ・マリア、スアレス、ゲレーロ、ハメス 今回のコパ・アメリカがラストになるかもしれない英雄たちへの注目
今大会はベテラン選手が主役か
EURO2024も大盛り上がりだが、21日からはアメリカでコパ・アメリカ2024もスタートする。 サッカーファンはさらに忙しい夏を迎えることになるが、スペイン『as』は今回のコパ・アメリカが最後の参戦となるであろうスター選手たちに注目している。 まずは何と言ってもアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。今月24日に37歳を迎えるメッシは、2026年のワールドカップには参戦する可能性が僅かに残っているかもしれない。しかし、さすがに次回のコパ・アメリカに参戦する可能性は低いか。それはメッシの相棒アンヘル・ディ・マリアも同じで、ディ・マリアは今大会を最後に代表を退く意向を示している。2022年のワールドカップ・カタール大会を制した黄金世代は、最後となるかもしれないコパ・アメリカで再び頂点を目指す。 コロンビアでは、MFハメス・ロドリゲスだ。2014年のワールドカップでベスト8に入るなど、ハメスを中心とした世代も特別だった。しかしハメスも今年33歳を迎え、ピークは過ぎつつある。同じく招集されているGKのダビド・オスピナ(37)もそうで、コロンビアはこの世代で最後の意地を見せたい。 ウルグアイからはFWルイス・スアレスだ。大会前には、スアレスと共に長くウルグアイ代表を引っ張ってきたFWエディンソン・カバーニが代表引退を表明していて、スアレスも37歳だ。2010年のワールドカップからウルグアイの前線で輝き続けてきた同国最高級FWスアレスを見られる時間も終わりが近づいている。 他にもペルーからは40歳を迎えているFWパオロ・ゲレーロ、ベネズエラ代表からは34歳のFWサロモン・ロンドンに注目だ。 ゲレーロは2004年から代表通算120試合をこなし、40ゴールを挙げてきた。ロンドンは105試合で41ゴールを記録しており、両者はペルー、ベネズエラのそれぞれ歴代最多得点記録の持ち主だ。南米の中堅チームでもあるペルーやベネズエラにとっても今の世代は特別なのだ。 やはり大会の中心はメッシ擁するアルゼンチンとなるだろうが、今大会の主役はベテラン選手と言ってもいい。ラストになるかもしれない各国の英雄たちの戦いも見逃せない。
構成/ザ・ワールド編集部