第94回選抜高校野球 近江 急な出場も、練習不足なし 吹奏楽部、応援曲調整 /滋賀
<センバツ2022> 甲子園入りを前に19日午前、近江高吹奏楽部(54人)は彦根市松原町大黒前の校内でアルプススタンドでの応援演奏の練習をした。 軽快なダンス曲「ハッピー」を皮切りに、走者二塁のチャンスに奏でる「ファイアボール」、走者三塁時の「アルプス1万尺」など8曲を調整した。20年以上顧問を務める樋口心(しん)教諭(46)によると、一連の曲は日々磨きをかけており、急に選抜出場が決まっても集中的な練習は必要はなかったという。 とはいえトランペットを担当する3年、福永千秋部長(17)はまだ驚きが収まらない様子。「昨年夏の甲子園でも逆転劇を繰り広げ4強入りした。今回も想定外の出場だが、近江の運の強さを生かせるよう、私たちもしっかり演奏したい」と意欲を見せた。 20日は午前6時半に学校に集合し、バスで阪神甲子園球場へ向かう。【伊藤信司】