高校バスケ全国V71度、桜花学園の井上真一監督死去 高田真希、馬瓜エブリンら五輪選手多数輩出
高校の女子バスケットボールの名門・桜花学園(愛知)の井上真一監督が死去したことが31日、分かった。78歳だった。 【写真】21年、教え子から金メダルを首にかけてもらう井上真一監督 愛知県出身。中高でバスケットボール部も、早大時代は約1カ月で退部。卒業後はいったんは会社員になったが、3カ月で退職し中学校の教員に。名古屋市の守山中では1980年から全国中学大会を6連覇した。 1986年に名古屋短期大学付属高(現桜花学園)の監督に就任。1年目でインターハイを制した。その後はインターハイ25回、国体22回、ウインターカップ24回と全国優勝は計71回。圧倒的な強豪へと育て上げた。U-18日清食品トップリーグも22年に制している。 基本を徹底的に厳しく指導した。その一方、コート横の合宿所では年の離れた教え子と笑顔で触れあい食事もともにし、OGにも慕われ、まさに全国屈指の強豪の象徴といえる存在だった。 卒業生には大神雄子、高田真希、渡嘉敷来夢、馬瓜エブリンらがおり、多数のオリンピアンも輩出している。 今年のインターハイでは指揮を執っていたが、その後、体調を崩していた。