松村沙友理、黒羽麻璃央演じる健太にどハマり「もう一生健太さんでいてほしい」<焼いてるふたり>
黒羽麻璃央、松村沙友理がW主演する「焼いてるふたり ~交際0日 結婚から恋をはじめよう~」(毎週木曜夜0:59-1:29、読売テレビ/毎週木曜夜1:04-1:34、中京テレビほか)が7月4日(木)より放送スタートする。同ドラマは交際0日で結婚した恋に不器用な健太と千尋の週末婚ライフを描き、ピュアで焦れったい2人にキュンキュンさせられるラブストーリーとなっている。このたび、健太を演じる黒羽と、千尋を演じる松村に、作品の見どころからお互いの印象、恋愛観まで語ってもらった。 【写真】身長差もすてき!白ベースの衣装を着用し、背中合わせで微笑む黒羽麻璃央&松村沙友理 ■「不器用さがちゃんと出るように意識しました」(黒羽) ――まず、ドラマの出演が決まったときの感想を教えてください。 松村:私は決まってすぐ原作漫画を読ませていただいて、最初は千尋と自分は近い性格ではないかなと思って、ちょっと不安もありました。でも、お話はすごくハッピーな内容なので、楽しくできたらいいなって思って挑戦させていただきました。 黒羽:僕も原作漫画を読ませていただいて、とてもほっこりとした気分になるし、もともとキャンプに興味があったので現場が楽しみになりました。実際撮影に入るとドラマに出てくる料理を自分でも家で作ったりしながら役に寄り添っていって、自分自身も成長させていただいた作品です。 ――演じられた役についてどんなキャラクターと捉えられましたか? 松村さんはご自身と違うと感じられたそうですが、どんなところで感じましたか? 松村:千尋は感情があんまり表に出るタイプではない子ですけど、私は思っていることをすぐに言っちゃうので、そういう面で逆かなと思ってました。でも、千尋は心が冷たい人ではなくて、いろんなことを感じたり考えたりしているけど、表には出ないだけで、それが健太さんによって解放されていくといいなって思って演じました。 黒羽:健太はあまり恋愛をしてこなかった人で、恋愛の経験値が低く、不器用さがちゃんと出るように意識しました。あと、千尋さんと接する時やバーベキューなど、好きなことに対するテンションの高さは大事に演じました。 ――お互いの印象はいかがでしたか? 黒羽:僕は松村さんにお会いする前から持っていたイメージのまんまです。アップルプリンセスはビジネスじゃないんだなっていう(笑)。でも、たまに低い声でつっこみ入れたり、関西のノリがあって、そこも面白くてハマりました。 松村:私は初めて本読みでお会いした時は、正統派のイケメンの方が来たってびっくりしました。健太はイケメンのイメージではなかったので。でも、役作りで眼鏡をかけた瞬間に「あ、健太さんだ!」ってなって、今はもう健太さんにしか見えません。 ■「喧嘩になるような人は好きじゃない。王子様は優しい人がいい」(松村) ――健太と千尋は遠距離で週末婚をしますが、そんな結婚の形もありだと思われますか? 黒羽:彼らは交際0日結婚なので、むしろこのくらいがいいのかなって思います。何年も交際してたら、ひとつ屋根の下で毎日一緒に過ごすのもいいですけど、お互い徐々に知っていく時間がある方がいいんじゃないかなって。 松村:健太さんは途中で不安そうな時があったけど、この2人だからこそこの距離感もいいのかなって思いました。お互いにすごく誠実だし、この週末だけ会うっていうのが特別感があって良いんじゃないかと思います。 ――交際0日結婚についてはいかがですか? もしも相手に提案されたら受けますか? 黒羽:いや、厳しいですね。付き合うのとは違うし、あまりネガティブなことを言うのもなんですけど、もしもお別れした時に相手に離婚歴を作ってしまうのはちょっと。冷静に考えるとやっぱり躊躇しちゃいますね。 松村:私も今まで知ってる人だったら0日結婚もありなんだと思いますけど、初めて会った人といきなりは、ちょっと難しいかな。もうずっと前から知り合いで、ずっと好きだ好きだって言ってくれてたら全然いいけど。 黒羽:確かに。 松村:会って急に結婚しましょう、はね。うまくいく自信が私もないですね。 黒羽:いや、この2人はすごいよね、ほんとに。 松村:健太と千尋はほんとに奇跡の出会いで、これこそ運命だなって思いました。 ――そんな2人が恋に不器用なところがキュンとさせられつつ、もどかしくもありますよね。 松村:私はほんとに逆で、もうなんでも言っちゃうマンで、好きって思ったら好きってすぐに言っちゃうし、思ったこと全部言っちゃいます(笑)。ここが嫌いと思ったらそれも言っちゃいます。 黒羽:溜め込まないんですね(笑)。 松村:そう、溜め込まない。 ――それで喧嘩になったりしないんですか? 松村:うーん…喧嘩になるような人は好きじゃない。 黒羽:なるほど! そもそもがね!(笑) 松村:やっぱりプリンセスなので、王子様は優しい人がいいです。 黒羽:そうですよね、うんうん。僕は健太の不器用だからこその真っ直ぐさ、みたいなのが羨ましいなと思いました。いろいろ考え過ぎて臆病になってしまったり、冷静になってしまったりするものだけど、健太は千尋さんへの愛に潔さみたいなものがあって。僕は思ったことを言うのも、傷つけちゃうかもしれないって思うと我慢してしまう方なんで。 ■「寝る前に見て、次の日を迎えるための栄養になるとうれしい」(黒羽) ――じゃあ、2人っきりだと言えないけどこの場だから言える、相手に直してほしいことってありますか? 黒羽:いや、ないない、何もない。感謝しかない。あ、でも…お腹がよく鳴るのは(笑) 松村:私、撮影中めっちゃ腸活してたんです!すごい量の乳酸菌飲んで、お腹がグルグル鳴るようになっちゃって。お腹が空いてるわけじゃないんですけど。 黒羽:大事なシーンに限って鳴るっていうね(笑)。そこは直して欲しいかな。 松村:私は直してほしいというか、もうずっと健太さんのままでいてほしいと思います。 黒羽:素に戻るなってことね(笑)。 松村:もう一生健太さんでいてほしい! 私は健太さんにどハマりしたから。料理するときは楽しそうだし、千尋への愛情表現は、たぶん世の中の男性はできないんじゃないかと思うぐらいしっかりしてて、それがすごくいいなって思いました。 ――撮影中のエピソードなどもお聞きしたいのですが、たくさん登場するお料理で印象に残っているものはありますか? 黒羽:基本的に全部美味しかったんですけど、千尋さんが作ってくれる焼きバナナと焼きリンゴがあって、僕はシナモンが苦手なのに、シナモンがかかった焼きリンゴがすごい美味しくて。苦手なものが1つ克服できて印象深いです。 松村:私はアヒージョです。もともと大好きだったんですけど、外で食べるアヒージョがめっちゃ美味しかったですし、 その後パスタを入れるのが、締めとしてはもう最高の料理だなって思いました。 黒羽:あれも美味しかった。あれならバーベキューじゃなくても家で作れそうだよね。 ――では、最後にこのドラマの見どころを教えてください。 松村:私は普段全然料理しないんですけど、この作品の中に出てくる料理は、私でも作れそうって思えるし、めちゃめちゃ美味しいので注目して欲しいです。説明もわかりやすいと思うので、このドラマがきっかけでお料理に挑戦してもらえるとうれしいです。 ――新たな飯テロドラマになりそうですね。黒羽さんはいかがですか? 黒羽:料理ももちろん見て欲しいし、2人の前に問題が起きたりもしますが、全話幸福って謳ってるだけあって、本当に見終わった時になんかほっこりすると思うんです。寝る前に見て、次の日を迎えるための栄養になるとうれしいです。あと、番組SNSのアカウントがあって、松村さんの面白いメイキングが見られると思うのでいろんな楽しみ方をしてもらえると思います。 ◆取材・文=入江奈々