肩甲骨周辺の筋肉が硬いと太りやすい?【痩せ体質が手に入る】肩甲骨がふにゃふにゃになる!ほぐし技
背中や肩周りが固まってガチガチ…そんなお悩みをそのままにしていませんか?肩甲骨には、首・肩・背中に関わる数多くの筋肉が付いているため、肩甲骨を動かすことで多くの筋肉が働きます。脂肪燃焼効果の高い、痩せ体質な体作りにもつながります。 *写真で詳しいやり方を見る→【痩せ体質が手に入る】肩甲骨がふにゃふにゃになる!ほぐし技 ■肩甲骨とは 肩甲骨とは、逆三角形の形をした平たい骨で、背中の上の方に左右対称に位置します。 肩甲骨は背中側の助骨にくっついているわけではなく、首や肩などにつながるたくさんの筋肉につながっています。そのため、背中に浮いたような状態でも一定の位置に保たれています。 ■肩甲骨周辺の筋肉が硬くなる原因 デスクワークなどで長時間体を動かす機会が減ってしまったり、年齢と共に体の動き自体が小さくなると、肩甲骨が働かず筋肉が徐々に硬くなります。 股関節や膝関節のように大きな関節が 骨に支えられている部分があるのに対して、肩関節は骨と骨との接触面が小さく、肩甲骨は鎖骨で下に吊り下げられている状態になっています。 そのため、常に腕の重みに耐えているので、姿勢不良などで肩甲骨周辺の筋肉に負担をかけ、使いすぎによって硬くなることも考えられます。また、ストレスや睡眠不足などの生活習慣の乱れも、筋肉の緊張を引き起こし、肩甲骨周辺の硬化を加速させる要因となります。 ■■肩甲骨周辺の筋肉が硬いと太りやすくなる理由 1.可動域が狭くなる 肩甲骨周辺の筋肉が硬くなると可動域が狭くなり、肩や腕の可動域が狭まり、筋肉量の減少から脂肪がつきやすい状態になります。また血流も悪化し老廃物が溜まりやすくなる原因になります。 2.血流が悪くなる 筋肉は、血液を送り出すポンプの役割を担っていますが、運動不足等が原因で筋肉が硬くなることで筋肉が働かず、血流が悪くなります。血行不良になると内臓や細胞の動きが鈍り、代謝が低下し、老廃物も溜まりやすくなる…という悪循環につながります。 3.姿勢が悪くなる 長時間のパソコンやスマートフォンの使用が増えたことにより、座っている時間が増え、日常生活で体を動かす機会が極端に減りがちです。画面を覗き込むような姿勢で過ごしている時間が多いと、首、肩、背中などの筋肉がその姿勢のままこわばり硬くなります。筋肉が硬くなるとさらに可動域が狭まる、という悪循環につながります。 ■気持ちいいから続く!肩甲骨周りをじんわりほぐすストレッチ やり方 1.あぐらになり、骨盤を立てて座る。右肘を曲げ、左手を横に伸ばし、腕を絡めて両肩を抱える。 余裕があれば手の甲を、さらに余裕があれば手の平を合わせる。 息を吸いながらゆっくりと手を上に持ち上げ、吐きながら下ろす。5回を目安に行い、最後持ち上げたところで30秒キープ。 2.元のポジションに手を下ろし、腕を前に倒す。背中を丸め、上体を軽く前に倒す。深い呼吸で1分目安にキープ。 手を組み替え、反対側も同様に行う。 ライター/ひるかわえみこ(ヨガ講師)
ひるかわえみこ