【TOP14】トゥールーズの齋藤直人はアントワンヌ・デュポンと急造HB団を組みながら勝利。タタフは今季初トライでボルドーの首位キープに貢献。
■TOP14 第6節・10月12日@エルネスト・ワロン(トゥールーズ) 【トゥールーズ 48-14 クレルモン】 トゥールーズの日本代表SH齋藤直人が今季2度目の先発出場で背番号「9」を着用。フランス代表SOロマン・ンタマックとハーフ団を組んだ。リザーブにはパリ五輪金メダリストのSHアントワンヌ・デュポンが入り、今季初出場の機会を待つ。 前半12分にトゥールーズがFBトマ・ラモスのPGで3点を先制した後、齋藤は14分に自陣で相手のノットリリースザボールを誘う“ジャッカル”に成功し、守備面でチームに貢献した。 アタック面でも「9シェイプ」でFW陣に的確なタイミングでボールを供給し、テンポよく攻める機会を創出。これがペナルティの獲得にも繋がり、エリアマネジメントを優位に進めたトゥールーズは前半で2トライ2ゴール2ペナルティゴールの20点を重ねながら、相手を無得点に抑えた。 後半6分、大歓声に迎えられたデュポンと交代し、齋藤はベンチに下がる。今季初めてTOP14のフィールドに立ったデュポンは、10分にラックから抜け出し初トライをマークし、すぐに観客を沸かせる。さらに16分、19分にもトライを奪い、スーパースターの健在ぶりを示した。 終盤、大量得点で勝利をつかみつつあったトゥールーズにアクシデントが発生する。32分にトライを決めたFBラモスが負傷し、一度退いた齋藤が急遽試合に戻ってきた。SH齋藤、SOデュポンという急造HBコンビで試合終了まで乗り切り、48-14でホームのトゥールーズが勝利した。2連勝のトゥールーズは4勝2敗でTOP14の2位につける。
■TOP14 第6節・10月12日@スタッド・シャバン=デルマス(ボルドー) 【ボルドー 66-12 ペルピニャン】 ボルドーの日本代表テビタ・タタフがNO8で今季2度目の先発出場。前半11分、ボルドーはゴールライン前の左サイドにキックパスを通し、フォローに走ったタタフが接点で拾ったボールを押し込み先制トライを決める。 以降も幾度となくペルピニャンのディフェンスラインを突破したボルドーが得点を重ね、前半で5トライ3ゴールの31点を奪いながら、相手を無失点に抑えた。 後半5分にベルピニャンのCTBアピサイ・ナカレヴがヘッドコンタクトでレッドカードを受けると、勢いはさらにボルドーに傾く。タタフは11分で退いたが、後半に5トライ5ゴールで35得点を重ねたボルドーが最終スコア66-12で勝利し4連勝。5勝1敗で暫定首位をキープしている。