【DEEP】野村駿太が江藤公洋の組みを切って打撃を当てて判定勝ち、ライト級新王者に!
2024年9月16日(月・祝)、東京・後楽園ホールにて『宗明建設 Presents DEEP 121 IMPACT』が開催された。 【写真】メインではともにRIZIN帰りで、フライ級王座についた福田と、前戦で連敗脱出の瀧澤が戦った セミファイナルの「DEEPライト級タイトルマッチ」(5分3R)では、2023年7月に野村駿太に判定勝ち後、2024年3月にイ・ソンハに2R リアネイキドチョークで一本勝ちし、ライト級王座についた江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)が、7月14日大会で泉武志に3R 逆転のTKO勝ちした野村駿太(BRAVE)を挑戦者に迎え、防衛戦に臨む。 ▼セミファイナル DEEP ライト級タイトルマッチ 5分3R ×江藤公洋(和術慧舟會 HEARTS)王者 70.10kg [判定0-5] ※27-30, 27-29, 28-29×3 〇野村駿太(BRAVE)挑戦者 70.25kg ※野村がライト級新王者に 前日計量で王者の江藤は、「1年ぶりの再戦ということで、彼がどのくらい強くなったのか、自分自身がどのくらい強くなっているのか試される試合。しっかりと自分らしいMMAを見せたいと思います」とコメント。 対する野村は、「1年ぶりのリベンジ、そしてタイトルマッチということで、明日はしっかり自分が勝ってライト級の新時代を築いていきます」と王座奪取を予告した。 レスリングベースで組みの江藤に、伝統派空手出身の打撃の野村の構図だが、野村の応援に元BRAVEの武田光司が駆けつけるなど、組み技の進化も著しい。 ライト級タイトルマッチ5分3R。 1R、サウスポーの江藤にオーソドックスの野村。スイッチを繰り返す江藤だが、野村がパンチをヒットさせる。 飛び込もうとした江藤にアッパーがヒット。野村が飛び込みのフェイントを見せる。江藤タックル。触れさせずに切った野村。 野村がカーフキックを入れるが、江藤がそのタイミングでタックルに入り、蹴り足を取ってケージに押し込む。 テイクダウンを狙いつつ太ももにヒザを入れていく江藤。しかし展開が変わらずレフェリーからブレイクがかかる。 両者ともにフェイントを繰り返す。江藤タックル。野村は切ると直後に飛び込んでパンチを入れる。距離を取る野村。前後にステップすると飛び込んでパンチをヒット。ゴング。 2R、開始と同時にワンツーを入れる野村。左アッパーから右ストレート。江藤のタックルを切って左ハイをヒットさせるとパンチで出る。ジャブがヒット。さらに左フックが入りぐらついた江藤。 江藤シングルレッグに入るが、鉄槌を入れて足を抜き切る。ダメージが見える江藤。野村がパンチで出ると江藤は後退。 距離を取る野村だが、江藤が出ると飛び込んでアッパー。またシングルレッグを狙う江藤だが、すぐに切られてパンチを貰う。 詰める江藤にバックステップで下がる野村だが、飛び込んでパンチをヒットさせていく。野村の右がクリーンヒットするが、江藤タックルに入るとケージに押し込んだ。 しかしケージでこらえる野村。レフェリーがブレイクを掛ける。残り15秒で野村が飛びヒザを放ちヒット!さらに追撃の左右のパンチもヒットする。さらに連打を打ち込む野村。2R終了。 3R、距離を取る野村に江藤がパンチで飛び込むが、野村はステップでかわしヒットしない。江藤がタックルに入ったがスプロールして切る野村。また飛びヒザで距離を詰めた野村がパンチを顔面に打ち込む。また距離を取りサークリングする野村。 野村の飛び込みに合わせて江藤がタックル。ケージ際で尻もちを着かせた。ケージを使い立とうとする野村のバックに回る。残り1分。 ディフェンスに徹する野村。江藤は左足をフックしハーフバックから鉄槌を入れると、残り10秒で両足をフックしバックマウントからパウンドを入れる。しかし仕留めるには至らずタイムアップ。 5ジャッジの判定は全員が野村を支持し、5-0で野村がDEEPライト級新王者に輝いた。野村はマイクを持つと、「未完成でも江藤選手に勝つことが出来たので、もっともっと伸びしろがあると想います。これからもっと上に行くんで、みなさんついてきてください」とコメントした。