【ESGまとめ読み】CAT債発行コスト上昇、生物多様性に突如関心
(ブルームバーグ): 押さえておきたい世界のESG(環境・社会・企業統治)主要ニュースをまとめ読み(10月5~18日)。
CAT債リスクプレミアム上昇、「ミルトン」が影響
カタストロフィー(CAT)債の発行コストは上昇する見通しだ。CAT債が専門の資産運用各社が大型ハリケーン「ミルトン」による影響に対応するためだ。
世界の大手行が生物多様性会議に集結-突如関心
世界の一部大手行は、ウォール街で見過ごされがちだったテーマである「自然と生物多様性」の収益化に向け「国連生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)」に集結する。JPモルガン・チェースやスタンダードチャータードなどの金融機関は、コロンビアのカリで来週始まる同会議に初めて代表者を派遣する。
建設コスト高が不動産投資のESG戦略にも影響
三井住友信託銀行がESGの観点から実施した不動産投資に関する調査で、投資物件の環境性能を高める戦略として、建設コスト高が直撃している新築物件の取得より、比較的安価で済む既存物件の改修を好む投資家が多いことが分かった。
自然保護債務スワップ、金融業界で人気に-クレディS開拓
3年前にクレディ・スイスのバンカーが初めて組成した「自然保護債務スワップ」はグローバル債券市場のニッチな一角として人気を得つつある。この金融商品は、政府債務の借り換えに伴う債務減免分をサステナブルな事業に充てる仕組み。
エヌビディア株はなお割安-今年購入した英ESG運用大手
米半導体大手エヌビディアの株価が今年に入り急落した際、英資産運用会社インパックス・アセット・マネジメントは、これを好機と捉えて同銘柄を取得した。同社はエヌビディア株を保有していないことを以前から後悔していた。
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Satoshi Shizume